戦時中の新聞で「大和」を建造!? 足立篤史の巨大アート作品に「鳥肌立った」「気迫がすごい」とネット民驚愕

身近な新聞紙が、まさかこんなアート作品の素材になるとは…!

先日、X(旧Twitter)で、第二次世界大戦時の新聞を使って制作された巨大アート作品が大きな話題を呼んでいます。旧日本海軍の象徴、『戦艦大和』をモチーフにしたこの作品は、まだ制作途中ながら、その圧倒的な完成度に「これだけでもう凄い」「気迫が半端ない」と、多くのネットユーザーが驚きの声を上げています。

この作品を手がけたのは、現代美術家の足立篤史さん。彼は「記憶を記録する」をテーマに活動されており、当時の資料を基に、目に見えない記憶を物質として記録する作品を生み出しています。近年は国内外で作品を発表し、注目を集めています。

今回のテーマは、旧日本海軍が第二次世界大戦中に建造した指標的な軍艦、『戦艦大和』。足立さんの創作理念は、「過去の資料を作品表面に刻み込むことで、その時代の空気感やリアリティを再現し、観る者に歴史や出来事そのものを再考させる」というものです。

そのため、彼は古新聞などの印刷物を創作素材として多用し、歴史の痕跡を作品に直接埋め込む手法を取っています。

今回の『大和』も、第二次世界大戦当時の新聞で装飾されています。船体の主な構造は、猫の爪とぎのように何層にも重ねた段ボール状の紙でできており、艦橋などの部位にはイラストレーションボード、主砲やマストといった細部には紙製の綿棒が使われています。 高級な厚紙、和紙、コピー用紙、そして戦時中の古新聞まで、この戦艦は船体から各パーツに至るまで、すべて「紙」で作り上げられているんです。

この作品で何より目を引くのは、表面を覆う一枚一枚の新聞紙でしょう。これらはすべて、『戦艦大和』が進水した日から沈没するまでの期間に、実際に発行された本物の紙面なんです。 昭和19年に限らず、進水日や真珠湾攻撃の開戦日、戦中の報道、さらには昭和20年に『大和』が沈没した当日の新聞まで。 まさに「読める」歴史書のような趣です。

新聞紙には、戦果を報じる威勢の良い見出しに交じって、不安や緊迫感を滲ませる言葉も見受けられます。作品全体が、一隻の戦艦の運命を再現するだけでなく、当時の時代背景や戦争の残酷さを静かに物語っています。

まだ制作中のこの作品は、その驚くほど緻密な造形だけでなく、アートという形で「戦争とは何か?」という問いを、静かに私たちに投げかけているかのようです。

この紙でできた『大和』は、今年7月から8月にかけて、京都、東京、大阪の高島屋で開催される『昭和100年記念特別展~文字とカタチで振り返る昭和時代~』に出展予定とのこと。 興味のある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。




via: 足立篤史 X 帳號