日本最大級の同人誌即売会「コミックマーケット106」(コミケ106)が、2025年8月16日、17日に開催されます。作品を求めるファンも、サークル参加のクリエイターも、開催を心待ちにしていますよね。
しかし先日、サークル抽選結果が発表されると、ある日本のネットユーザーがX(旧Twitter)で不満を漏らしました。なんと「AI絵師がコミケのサークルに当選しているのはおかしい」というのです。手描きで創作している絵師たちにとっては不公平だと感じているようで、この投稿は瞬く間にXで大きな反響を呼び、AIイラストでのコミケ参加の是非が議論の的となっています。

不満の声を上げたのは、絵師の裏なのこさん(@ura_nasa)。「なぜAI出力の絵師がコミケに受かって、手描きで創作している自分が落選するのか」と、悔しさを滲ませた発言が注目を集めました。
当然、「コミケはAI絵師のサークル参加を禁止すべきだ」という意見もすぐに上がりました。しかし現実問題として、運営側がそのような仕組みを導入するのは難しいでしょう。審査には膨大な時間と人手が必要になりますからね。


また、ミラノ在住の日本人ユーザーからは、「ミラノではAI作品の芸術展参加は明確に禁止されている」との指摘も。以前、ある大規模な同人イベントで「AI専用エリア」を設けて収益化を図ろうとしたところ、クリエイターからの猛抗議を受けて企画自体が中止になった事例もあったそうです。商業ブースではAI生成作品を販売しているケースも稀にあるものの、非常に少ないとのこと。手描きクリエイターはもっと声を上げるべきだ、という意見ですね。

しかし一方で、「コミケは元々手描き専用の同人イベントじゃない。自分の『好き』を表現する場なんだから、AIと一緒くたにするのはおかしい」という意見も。そもそも「なんでAI絵師がコミケ受かるんだよ」という問題提起自体が的外れだ、という見方ですね。

さらに別のユーザーからは、「AIがダメというより、AIイラストは基本的に他人の作品を寄せ集めた合成モンスターみたいなもんでしょ?」という意見も。もちろん、元となる画像を少し手を加えて修正している人もいるかもしれませんが、それが盗用ではないかどうかの判断は非常に困難。「こんなものを売って本当に大丈夫なの?」という疑問は当然湧いてきますよね。
うーん、同人界隈って元々「ちょっとグレーゾーンで、色々なことに寛容」みたいなイメージがあるから、売れるかどうかも「買ってくれる人がいればOK」みたいな状態になっちゃってるのかな?まさに「買い手が全てを決める世界」ってやつですね。

しかし別の意見として、「サークル当選はAIとは関係なく、ただの運でしょ?なんでAI絵師を槍玉に挙げて不満をぶつけるんだか、ただの愚痴にしか聞こえない」という声も上がっています。


中には皮肉を込めて、「なんでPCで描いた絵師がコミケに受かって、手描きで描いた自分が落選するんだ」と反論するユーザーも。昔も似たような不満の声があったことを示唆しており、状況が酷似しているように見えます。

もちろん、コミケ運営側はAIイラストでのサークル参加を禁止していません。サークル参加も営利目的の一環ですし、そういった作品は、来場する消費者の目に晒され、評価されることになります。売れ行きが悪ければ、次回の参加はないかもしれません。まさに、あるユーザーが指摘した「買い手が全てを決める世界」なのかもしれませんね。