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『AKIRA』のアメリカ実写版プロジェクトは、これまで23年もの長きにわたり噂されてきた。2002年にワーナー・ブラザースがリメイク権を取得し、レオナルド・ディカプリオが設立したアッピアン・ウェイ・プロダクションズが製作に参加して以来、数え切れないほどの監督やキャストの組み合わせが報じられてきたが、23年間の「開発地獄」の末、ワーナー・ブラザースはついにこの企画を断念した。
米メディア『The Hollywood Reporter』(THR)は今朝、ワーナー・ブラザースが『AKIRA』の権利を講談社に返還し、今後のリメイク計画には一切関与しないことを独占的に報じた。しかし、これはハリウッドの他のスタジオが手を引いたことを意味するわけではない。実際、すでに一部の俳優、監督、プロデューサーがこの企画を引き継ぐべく動き出しており、各スタジオに自身の構想を提案しているという。

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これまで『AKIRA』の監督として交渉にあたった人物には、ジャスティン・リン、『マッドマックス』シリーズのジョージ・ミラー、『ブラックアダム』のジャウマ・コレット=セラ、『ザ・ウォーカー』のハューズ兄弟、『ブレイド』のスティーヴン・ノリントンなどがいる。その中でも最も実現に近かったのが、2017年から開発に参加していた『マイティ・ソー』シリーズ3作目と4作目を手掛けたタイカ・ワイティティ監督だった。
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アメリカでの実写版『AKIRA』が長年難航してきた大きな理由の一つは、物語自体を西洋の世界観に置き換えるのが困難だったことだ。作中の「ネオ東京」という舞台や、日本の政治・文化と密接に結びついた設定は、西洋社会の視点に当てはめるのが容易ではなかった。ワーナー・ブラザースはネオ東京を「ネオ・マンハッタン」に変更し、核爆発を9.11同時多発テロに置き換える試みもしたが、キャスティングにおける「ホワイトウォッシング」の問題が常に懸念されていた。ワーナーは、日本人俳優と白人俳優の共演を合理化するため、経済崩壊後のアメリカが日本に土地を貸し出したという設定の「ネオ・マンハッタン」を考案したが、このバージョンの脚本も撮影には至らなかった。
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ワイティティ監督は就任後、アジア系のキャストを起用し、アニメ映画版ではなく原作漫画を直接映画化する意向を表明。一時は2021年5月21日の公開も予定されていた。しかし、ハリウッドで引く手あまたのワイティティは多忙を極め、『ネクスト・ゴール・ウィンズ』や『ソー:ラブ&サンダー』の監督業、『フリー・ガイ』や『海賊になった貴族』への出演などでスケジュールと集中力が分散し、『AKIRA』の準備は権利が失効するまで遅延してしまった。報道によると、ワーナー・ブラザースがこの23年間で投じた開発費は、最終的に数千万ドルに達したという。