ユービーアイソフト元幹部、セクハラとモラハラで有罪判決!女性同僚に無理やりキス、スカートで逆立ち強要も「冗談文化」と主張


フランスのゲーム大手ユービーアイソフト(Ubisoft)は近年、職場でのセクハラやいじめの告発が相次いでいる。この度、元幹部のトーマス・フランソワ、セルジュ・アスコエ、ギヨーム・パトルックスの3名が、フランスの裁判所でセクハラとモラハラの罪で有罪判決を受けた。3名はいずれも執行猶予付きの判決となったが、この判決は、長年積み重なってきたスキャンダルに対する司法の対応として注目されている。


▼ユービーアイソフト元クリエイティブディレクター、セルジュ・アスコエ

海外メディアの報道によると、トーマス・フランソワはユービーアイソフトの元副編集長を務めていた。女性社員をオフィスチェアに縛り付けてエレベーターに押し込んだり、別のミニスカート姿の女性社員に逆立ちを強要したりしたとされており、その行為は言語道断だ。彼は最終的に3年の執行猶予と3万ユーロの罰金が言い渡された。さらに、2015年の会社のクリスマスパーティーでは、女性同僚に無理やりキスをしようとし、その後、「会社の冗談文化」の一部だと弁明したという。

元クリエイティブディレクターのセルジュ・アスコエは、モラハラとセクハラの罪で有罪となり、18か月の執行猶予と4万5000ユーロの罰金が言い渡された。彼はアシスタントに私的な雑用をさせたり、使用済みのトイレットペーパーを女性部下に渡したりしたとされる。その際、「ユービーアイソフトでは非常に価値がある」と主張したという。アスコエは裁判官に対し、「誰かをハラスメントするつもりは一切なかったし、そんなことをしたとも思っていない」と述べた。

▼ユービーアイソフト副編集長、トーマス・フランソワ

もう一人の有罪判決を受けた元ゲームディレクター、ギヨーム・パトルックスは、モラハラの罪で有罪となり、12か月の執行猶予と1万ユーロの罰金が言い渡された。彼は過去に、ナチスのシンボルを描いたり、物を投げたり、同僚の顔の横で鞭を振ったり、さらには自分のひげに火をつけたりするなどの過激な行為があったとされている。 

3名はいずれもすべての容疑を否認している。しかし、長年にわたり、ユービーアイソフト社内は「男性優位の閉鎖的な文化」が蔓延していると指摘されており、多くの社員からハラスメントや不適切な行為に関する苦情が寄せられていたものの、適切な対応が遅れていた。今回、司法がようやく介入したことで、被害者たちは一筋の光を見出し、大手ゲーム会社の職場文化改革に向けた警鐘が再び鳴らされた形だ。

via: TheGamer