今年、世界中で華々しいデビューを飾ったNintendo Switch 2ですが、アメリカの大手ゲーム販売店GameStopで、発売初日にとんでもない事件が発生し、ネットを騒がせていました。その名も「ホッチキス事件」。なんと、この事件で本体をブッ刺してしまった“いわくつきのホッチキス”が、まさかの大ブレイク! GameStopはこの流れに乗り、件のホッチキスをeBayに出品。売上は全額チャリティー団体「Children's Miracle Network Hospitals」に寄付されることになり、炎上騒動から一転、心温まる(?)社会貢献活動へと発展しています。

事件が起きたのはニューヨークのとあるGameStop店舗。発売日当日、店員が購入レシートをお客さんのSwitch 2のパッケージに直接ホッチキスで留めてしまったのです。まさか、その針が外箱を貫通し、あろうことか本体のスクリーンまで到達。見事にディスプレイを破壊してしまいました。この一件はネット上で瞬く間に拡散され、「Switch 2 ホッチキスゲート事件」としてミーム化するほどの騒ぎとなりました。
この騒動を逆手に取り、社会貢献へとつなげるため、GameStopは先日、問題のホッチキス本体、被害にあったSwitch 2、穴の開いたパッケージ、そして「大切に保管されていた」針をワンセットにしてオークションに出品しました。出品物にはご丁寧に「正規品証明書」まで付属しており、事件の経緯がユーモアたっぷりに綴られています。
「これは、発売初日の夜、GameStopの店員が過度の興奮と判断ミスにより、お客様の新品Switch 2にレシートを打ち込んでしまった、あの黒いホッチキスです。一瞬にしてパッケージとスクリーンを貫き、小売業界の伝説となりました。本体にはリアルな使用感があり、事件後、即座に現役を引退しました」
▼問題の黒いホッチキスがこちら
▼ご丁寧な正規品証明書も付属
オークションページによると、このホッチキスの状態は「中古」で、「若干の傷や汚れはあるものの、機能は正常」とのこと。記事執筆時点で、入札額はすでに10万9000ドル(日本円で約1700万円!?)に迫っており、オークション終了までまだ6日も残されています。
なお、今回のオークションで得られた収益は、40年以上にわたり170の小児病院を支援してきた慈善団体「Children's Miracle Network Hospitals」に全額寄付されるとのこと。GameStopは、今回の事件があくまで「個別の事例」であったことを強調し、再発防止策として全店舗からホッチキスを撤去したと発表しています。
なんともシュールでドラマチックな事件でしたが、Nintendo Switch 2自体の勢いは止まりません。発売からわずか4日間で350万台を売り上げ、任天堂史上最速の販売記録を更新しました。また、任天堂の古川俊太郎社長は、新しいゲーム機を購入できない子供たちに向けて、任天堂のキャラクターやゲームの世界に触れる方法は他にもたくさんあるとコメントしています。