農水省職員の一日動画が話題に!夜10時退勤に「早すぎ」「ホワイトすぎる」の声が殺到する異常事態

農林水産省(農水省)がこのほど、公式SNSで「農林水産省職員の一日」と題したショート動画を公開しました。動画では、ある職員が朝9時30分に出勤し、夜10時に退庁するまでの一日が描かれています。

しかし、この動画が公開されるやいなや、ネット上では大きな話題に。「日本の公務員は大変だ」と労う声が上がる一方で、「いやいや、これでも全然早い方でしょ」といったツッコミが殺到する事態となっています。

動画を見ると、朝から晩までひたすら公務に追われ、昼休みもおにぎりをかきこむだけで一瞬で終了。夜は当たり前のように残業し、山積みの仕事を片付けないと帰れない…という日常が映し出されています。

▼ 話題の動画「農林水産省職員の一日」

この動画に対し、「見てて辛くなる」「日本の残業文化の縮図だ…」といった同情的なコメントが寄せられる一方、中央省庁の働き方をよく知るネットユーザーからは、「22時退庁なんて、むしろ『普通』か『早い』くらい」「国会会期中なんて、深夜どころか徹夜で答弁作成が当たり前」といったリアルな声が多数上がっています。

あるユーザーは元官僚の友人の話として、「霞が関の平均退庁時間は深夜1時くらい。農水省の動画のスケジュールなんて、現実と比べたら超『健康的』だよ」とシェアしています。

コメント欄では、中央省庁に古くから伝わる「あだ名」を挙げる人も。厚生労働省は「強制労働省」、経済産業省(旧・通商産業省)は「通常残業省」、そして財務省(旧・大蔵省)には「ホテル大蔵」(省に泊まり込みで残業すること)なんていうブラックジョークまで飛び出す始末です。

昨年報じられた日本経済新聞の記事によると、霞が関の官僚のうち、月80時間(過労死ライン)を超える残業をしている職員は数千人にのぼり、過酷な労働環境から心身に不調をきたす人も少なくないとのこと。農水省としては職員の日常を紹介する意図だったのかもしれませんが、期せずして日本の「官僚の働き方改革」について、改めて議論を巻き起こす結果となりました。

とはいえ、ネットユーザーからは、問題の本質は仕事量の多さだけではないとの指摘も。残業時間の多くが国会議員の質問対応や急な行政事務に費やされ、本来進めるべき政策の検討が遅々として進まない。職員はただひたすら「待ち」の時間で拘束され、結果として退庁時間が遅くなってしまう、という構造的な問題があるようです。

「お役所の仕事」と聞くと定時で帰れるイメージを持つ人もいるかもしれませんが、霞が関で働く国家公務員の皆さんは、想像を絶する長時間労働を強いられているようです…。本当に、お疲れ様です…。

via: togetter