『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』第一章『猗窩座再襲』が日本での公開以来、興行収入を席巻し、その勢いはとどまるところを知りません。
映画公開をきっかけに、完結済みの作品ながらも、その設定や描写が改めて深掘りされることも少なくありません。先日、X(旧Twitter)では、猗窩座のセリフ「全身の細胞」がネット上で大きな話題に。江戸時代出身の猗窩座が「細胞」という言葉を知っているのは時代的に不自然ではないか、という疑問が投げかけられました。

▼ なんとXのトレンド入りまで果たしました。

議論のきっかけとなったのは、とあるポスト。「細胞」という概念は1665年にイギリスのロバート・フックが提唱し、日本に本格的に西洋生物学が導入されたのは明治時代以降。江戸時代生まれの猗窩座が自力でその概念を知っているのはおかしいのでは? という指摘です。「まさか帝大でキャンパスライフを送っていたのか?」といったツッコミも。
( このシーンは、猗窩座が炭治郎の異変に気づき、「身体中の細胞が、皮膚から髪の毛の先まで今すぐこいつを殺せと叫んでいる」と心の中で語る場面です )
このポストに対し、多くのユーザーが脳内補完を開始。「無惨様が部下に『今夜中に読んで明日報告しろ』と資料を投げつけたのでは?」「上弦の鬼たちに私塾を開いて指導していたのかも」「パワハラ会議だけでなく、アカハラ講義まで開いていたとは……」「きっとブラックな指導教授だったに違いない」など、様々な“考察”が飛び交いました。

さらに深読みする人も。「無惨様は、青い彼岸花を探す傍ら、医学知識もアップデートしていたのでは?」「各地の機関に潜伏して科学知識を習得し、配下の鬼たちに伝授していたに違いない」といった、無惨様多忙説も浮上しました。

一方で、考証班のユーザーからは真面目な補足も。「日本は大正時代には国産顕微鏡(例:ニコンJOICOシリーズ)が登場しており、『細胞』という概念自体は決して不可能ではなかったはず。設定ミスではないのでは?」という意見も寄せられました。
( ちなみに、『鬼滅の刃』の舞台は大正時代です )

また別のユーザーは、「遺伝子」の概念は1865年に登場したものの、一般に普及したのは昭和に入ってからだと指摘。「用語には多少の翻訳・潤色が含まれている可能性もある」と分析していました。

これらの議論は、ほとんどが“青い鳥症候群”(※編集部注:深読みしすぎること)的な脳内補完ではありますが、作品が現実世界と直接リンクしているわけではないにせよ、『鬼滅の刃』に対する日本ユーザーの熱意がうかがえます。医学的な視点からまで深掘りするとは、皆さん本当に愛が深いですねw。
via: togetter