レゴで日本画を完全再現! DeRa氏制作の『牡丹孔雀図』が圧巻のクオリティでデンマークの「レゴハウス」に展示決定!

誕生から90年近く、今なお子どもから大人まで世界中で愛されているレゴブロック。自由に組み立てられるブロックで、思い思いの作品を作り出すことができます。中には、ガンプラやロボット、果ては絵画まで再現してしまう凄腕ビルダーも登場し、レゴの無限の可能性を見せつけてくれます。

今回ご紹介するのは、大学生でありながら凄腕のレゴビルダーとして知られるDeRaさん(@deraLEGO)。彼がレゴブロックで日本画の名作「牡丹孔雀図」を立体的に再現し、その圧倒的な技巧と美しさがネット上で大きな話題を呼んでいます。

大学生のDeRaさん(@deraLEGO)は、普段から建築物やメカ、さらには生物まで、多岐にわたるテーマでレゴ作品を投稿しています。以前には、映画『ゴジラ-1.0』に登場するゴジラをレゴで再現し、大きな話題を呼んだことも記憶に新しいですね。

▼ 当時制作されたゴジラ

今回の作品のモチーフとなったのは、江戸時代中期の絵師・円山応挙が描いた名画『牡丹孔雀図』です。DeRaさんによると、同じく絵師である岸駒が描いた孔雀の絵も参考にしながら、全体の構図や使用するパーツ数をじっくりと練り上げたそうです。

制作にあたって最もこだわったのは、日本画特有の技法である「裏彩色」(うらざいしき:絵の具を裏から塗ることで、透明感や奥行きを出す手法)をいかにレゴで表現するかという点でした。孔雀の尾羽の美しい光沢感を出すため、DeRaさんは「Satin Trans-Brown」と「Satin Trans-Bright Green」という2種類の半透明パーツを巧みに使用しています。

尾羽の部分は比較的スムーズに進んだものの、孔雀本体の細かな羽毛の表現には特に苦心したそうです。円山応挙が筆で一枚一枚描いたかのような繊細な質感を出すため、最終的に表面が滑らかな円形のタイルパーツを採用。パーツ同士のわずかな隙間が生み出す陰影を利用して、日本画における「墨」のような深みを見事に表現しています。

配色に関しても、日本画の雰囲気に合わせ、落ち着いた色合いをチョイス。頭部にはダークブルー、腹部にはオリーブグリーン、そしてダークターコイズとブライトグリーンを組み合わせることで、美しいグラデーションを生み出しています。DeRaさん自身もこの色使いには非常に満足しているようで、制作途中に思わず「この配色マジで美しい!」と写真を投稿していました。

そして、この躍動感あふれる構図と、日本画ならではの落ち着いた色彩が見事に融合した「レゴ版 牡丹孔雀図」は、なんと9月からデンマークのビルンにある「レゴハウス(LEGO House)」にて展示されることが決定しています。

DeRaさんが作り上げたレゴ「牡丹孔雀図」、いかがでしたでしょうか。レゴブロックの可能性を改めて感じさせてくれる、まさに芸術品と呼ぶにふさわしい作品ですね。読者の皆さんの中にも、腕に覚えのあるレゴビルダーがいらっしゃるかもしれません。ぜひ自慢の力作をSNSなどでシェアしてみてくださいね!


via: X 帳戶DeRa