「仕事がゲームになる」時代到来!? 『フォートナイト』開発のEpic Gamesも協力した「業務用ゲーム」で作業効率がアップ!

「仕事がゲームみたいに楽しかったらなぁ…」社会人なら誰しも一度は夢想したことがあるのではないでしょうか。日々のルーティンワークにちょっぴりお疲れ気味の現代人にとって、仕事のモチベーション維持は永遠の課題ですよね。

ところが、日本のメディア TBS NEWS DIG の報道によると、なんと仕事にゲームの要素を取り入れ、従業員のモチベーションと作業効率を同時にアップさせる、新しい働き方が生まれつつあるというのです。

和歌山県にある株式会社「丸和」は、病院やホテル向けにシーツやタオルなどのリネンサプライを手掛ける企業です。

一見すると普通の工場ですが、作業現場を覗いてみると…なんと、操作ボタンの上にゲーム画面が! 従業員の方々は、作業の合間にチラチラと画面を確認しています。実はこのゲーム、実際の仕事の進捗と連動しており、タスクを一つ完了するごとに、ゲーム内のキャラクターが島で採掘や農作業を行い、島がどんどん発展していく仕組み。やればやるほどゲーム内の建物が増え、島全体が豊かになっていくのです。

勤続20年のベテラン従業員は「シーツを投入すると、島に建物がどんどん建っていくのが面白いですね」と笑顔で語ります。また、入社2年目の若手従業員も「普段から家でゲームをするので、仕事とゲームが結びつくのは良い感じです」と好意的に受け止めているようです。

この画期的なシステムを開発したのは、大阪府泉佐野市に本社を置く「日昌電気制御株式会社」。普段は工場の自動化設備を手掛けていますが、どれだけ自動化を進めても、どうしても人の手が必要な単調な反復作業が残ってしまうことに着目しました。

そこで、「遊びながら仕事をする」をコンセプトに、業務用ゲーム「REAL FOCUS」を開発。退屈になりがちな反復作業を、少しでも楽しくできないかと考えたのです。

日昌電気制御の神藤昌平社長は、「正直なところ、弊社はこれまでゲームを一切作ったことがなく、経験のないチームではクソゲーしか作れないのではと心配でした」と開発当初の苦労を語ります。そこで閃いたのが、全世界で5億人以上のプレイヤーを抱える大人気ゲーム『フォートナイト』の開発元である Epic Gamesに教えを乞うことでした。最終的に、Epic Gamesからのアドバイスを受け、このゲームシステムをより完成度の高いものに仕上げることができたそうです。

「REAL FOCUS」は単なる暇つぶしのゲームではありません。裏側ではしっかりとデータを収集。従業員一人ひとりの時間あたりの生産量を記録し、平均値や最高値を算出。ランキング機能まで搭載されており、会社側は進捗状況をより明確に把握できます。

実際に導入した工場では、平均生産性が1週間で8%向上し、中には18%もアップした従業員もいたとのこと。効果はてきめんですね!

勤続6年の従業員は「以前は黙々と作業するだけで、時間が経つのがすごく遅く感じました。今はゲームの家が建っていくのを見ると、逆にもう少し頑張ろうという気持ちになります」と語ります。

工場の責任者も「以前はこの部署の離職率がかなり高かったのですが、ゲームを導入してからは、仕事のマンネリが原因で辞める人がほとんどいなくなりました。みんながやらされ仕事じゃないと感じてくれているのが、何より嬉しいです」と、その効果を実感しているようです。

現在、このシステムへの問い合わせは増加中とのこと。神藤社長は「『仕事も楽しんでいい』という考え方が社会に受け入れられれば、製造業向けのゲーミフィケーションツールには大きな可能性がある」と確信しています。

もちろん、課題は「ゲーム性と作業効率のバランス」をどう取るか。面白すぎると集中力が削がれ、単調すぎるとモチベーションが湧かない。その絶妙なバランス感覚が設計のキモとなりそうです。

「ゲームしながら仕事」なんて、まるで夢物語のようですが、実際にこのシステムで効率を上げ、仕事をもっと楽しくしている企業が存在します。もしかしたら未来では、こうした「エンタメ × ワーク」という新しい働き方が、世界中で当たり前になっているかもしれませんね。

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via: TBS NEWS DIG