任天堂の最新作『マリオカートワールド』は、その広大なマップと豊富なやり込み要素から、しばしばロックスター・ゲームスの大人気シリーズ『グランド・セフト・オート』(GTA)と比較されてきました。
しかし最近、その比較が「言い得て妙」となる衝撃の光景が発見され、SNSで大きな話題に。なんと、ゲーム内のNPCが当たり前のように他のキャラクターの車を“強奪”していくというのです!
ゲームの小ネタなどを発信しているSupper Mario Broth氏が、先日Blueskyに投稿した一本の動画が事の発端。なんともシュールで笑える一部始終が収められています。氏によると、『マリオカートワールド』の世界では、NPCが車を停めて自由に歩き回ることがあるそうです。
しかし、ゲームプログラムが車の所有者を個別に認識していないため、近くにいた別のNPCがその車に乗り込んで走り去れてしまうのだとか。その光景が、どう見ても“車泥棒”にしか見えないと話題になっているのです。
動画で被害(?)に遭ったのは、一台の緑ヘイホー。彼が車を停めて離れた瞬間、すかさず黄色キノピオが接近。キョロキョロと辺りを見回す怪しい素振りを見せたかと思うと、なんとそのまま車に乗り込み、走り去ってしまいました。動画に付けられた「STEALING A CAR!(車を盗んでる!)」という大げさな字幕も相まって、まるでキノコ王国で繰り広げられるクライムドキュメンタリーを見ているかのようです。
この思わず笑ってしまう光景に、プレイヤーたちの間では様々な憶測が飛び交っています。「そもそもキノコ王国には“所有権”という概念がないのでは?」という世界観を考察する声や、「実はこのキノピオとヘイホーは夫婦で、車をシェアしてるだけかもしれない」といった微笑ましい(?)推測も寄せられています。
しかし、黄色キノピオが乗り込む前に“左右を確認する”という芸の細かさから、多くのプレイヤーはこれをガチの“窃盗”と見ている模様。「『GTA 6』が発売される前に、任天堂のゲームでNPCによる『グランド・セフト・オート』を見ることになるとはな」と、ユーモアたっぷりにコメントする人も現れました。
『マリオカートワールド』は、シリーズの中でも最も野心的な作品の一つとして知られています。レースゲームの枠を超え、オープンワールドに探索やインタラクションといった要素をふんだんに盛り込むことで、プレイヤーはこれまでにない形でキノコ王国を体験できます。今回、この「NPCの車泥棒」というディテールが思わぬ形で注目を集めたことは、本作の自由度の高さと、作り込みがもたらすエンターテイメント性を象徴していると言えるでしょう。
これが意図されたデザインなのか、それとも単なるプログラムの不具合なのかは定かではありません。しかしプレイヤーにとっては、このコミカルな“カージャック”シーンが格好のネタ…もとい、最高のイースターエッグとして受け入れられており、『マリオカートワールド』に新たな魅力を加えたことは間違いないようです。
via: GamesRadar+