『フュリオサ』大コケで『マッドマックス5』は劇場公開中止へ!計画変更でTVシリーズ化、トム・ハーディは降板の危機か

(画像提供:ワーナー・ブラザース映画)

昨年夏に公開された『マッドマックス』シリーズのスピンオフ『フュリオサ:マッドマックス・サーガ』は、ワーナー・ブラザース映画にとって近年最も悲惨な赤字作品の一つとなった。批評家からの評価は悪くなかったものの、約1億7,000万ドルの製作費を投じ、最終的な興行収入はわずか1億7,000万ドル強。劇場との配分後、ワーナー・ブラザースは実質的な赤字を計上した形だ。一部の映画ファンは、『フュリオサ』の不振が、本編第5作『マッドマックス:ザ・ウェイストランド』の準備に影響を与えるのではないかと懸念し始めている。

『マッドマックス』関連情報を専門に扱うポッドキャスト番組『Mad Max Bible』が、先日公開された最新動画で報じたところによると、『ザ・ウェイストランド』の計画には確かに変更があり、当初は映画として製作される予定だったが、現在はTVシリーズ形式に変更され、『ベルリン・シンドローム』の脚本家ショーン・グラントが脚本を執筆しているという。さらに、『ザ・ウェイストランド』は、『フュリオサ』と同様に、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の前日譚にあたる作品だ。

(画像提供:ワーナー・ブラザース映画)

シリーズ全作の監督であるジョージ・ミラーは以前にも明かしていたが、『ザ・ウェイストランド』の舞台は、『怒りのデス・ロード』以前、マックスのある一年の経験を描くもので、『怒りのデス・ロード』でマックスの脳裏に繰り返しフラッシュバックする人影と、彼らの関係性についても触れられるという。今回、『Mad Max Bible』は、『ザ・ウェイストランド』ではマックスが各地で働き、部品と引き換えに新しい車を再構築していく過程も描かれると補足している。しかし、これはミラー監督が新たに構想した物語ではなく、彼がTVシリーズ化を検討したのは今回が初めてではない。

(画像提供:ワーナー・ブラザース映画)

実際、『ザ・ウェイストランド』の物語は1980年代にはすでに形になっており、当時ミラー監督はTVシリーズとして製作するつもりだったという。しかし、その開発過程は多くの紆余曲折を経てきた。ミラー監督は一時、ゲーム化を考えたが、その計画は頓挫。その後、中編小説として執筆し、さらに映画脚本に書き直された。そして今、大きな回り道をへて、当初のTVシリーズへと戻ってきた形だ。しかし、変わらないのは、ミラー監督が常にマックスが働きながら部品を集め、新しい車を作り上げる物語を語りたがっていたことだ。もう一つ注目すべきは、ミラー監督が初めてTVシリーズ化を検討した際、メル・ギブソンに代わる知名度の低い俳優を起用するつもりだったということだ。今回、トム・ハーディ(マックス役)に代わる別の俳優が起用されることになるのかは、今後の動向を見守る必要があるだろう。