DCスタジオの共同CEOを務めるジェームズ・ガンが、再びネット上で話題の中心となっている。発端は、信頼性の低いゴシップサイト『Cosmic Book News』の報道だ。それによると、もしパラマウントがワーナー・ブラザース・ディスカバリーの買収に成功した場合、ガンは解任され、プロデューサーのマイク・ディ・ルカがDCユニバースの責任者に就任するという。しかし、この情報は複数のメディアやジャーナリストによって、全くの捏造であるとすぐに否定された。

同サイトは「もしデヴィッド・エリソンがワーナー・ブラザース・ディスカバリーを買収すれば、ジェームズ・ガンは追い出されるだろう」と主張。さらに、エリソン家とドナルド・トランプ前米大統領との関係まで持ち出し、政治的な側面も絡めて報じていた。
しかし、『Cosmic Book News』は長年にわたり「フェイクニュースを拡散する」ことで知られているため、当初から多くの人々は真に受けていなかった。それでも、この情報はソーシャルメディア上で急速に広まり、多くのファンがガンのDCにおけるリーダーシップが危ういのではないかと憶測し始めた。

これに対し、著名なエンタメジャーナリストであるジェフ・スナイダーは、自身の番組『The Hot Mic』で公にデマを否定。これらの主張は「全くのナンセンス」であり、『Cosmic Book News』には信頼できる情報源が一切ないと強調した。
「マイク・ディ・ルカがDCユニバースを引き継ぐことはあり得ないし、パラマウントがワーナーを買収するという噂もとっくに破談になっている。この話全体がそもそも存在しないんだ」と彼は語った。
2022年末にジェームズ・ガンとピーター・サフランがDCスタジオの共同トップに就任して以来、ブランド全体の展開は徐々に安定を取り戻している。DCユニバース初のチャプター「チャプター1:ゴッズ・アンド・モンスターズ」は着実に進行しており、『クリーチャー・コマンドーズ』や『ピースメイカー』はHBO Max(日本ではU-NEXT)で高い視聴率と好意的な評価を得ている。
ガンは最近、幹部職への転身の課題について語り、「エグゼクティブの立場は私にとって全く新しい経験だ。以前は監督や脚本家だったが、今は良いプロデューサーになる方法を学ばなければならない」と述べた。彼は「他のクリエイターを全力でサポートし、彼らが最高の物語を語る手助けをする」と強調している。

外界ではガンの地位は盤石であると広く認識されており、彼のリーダーシップの下でDCユニバースが徐々に評判を取り戻していることから、海外メディアも今回の「解任騒動」は単なる虚偽の噂であると一致して見ている。今後、『スーパーガール』(2026年6月26日日米同時公開予定)や『クレイフェイス』(2026年10月30日日本公開予定)などの新作が好調なパフォーマンスを見せれば、ガンのDC再建への道はさらに強固なものとなるだろう。