ジャスティン・リン監督が『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』を降板した真相が明らかに! ドムの息子の実父は、当初悪役ダンテになるはずだった

(画像:ユニバーサル・ピクチャーズ)

『ワイルド・スピード』シリーズの制作秘話に迫る書籍『Welcome to the Family:The Explosive Story Behind Fast & Furious, the Blockbusters that Supercharged the World』が最近出版された。この本には、シリーズ各作品の誕生秘話が詳細に記されており、第10作『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』に関する舞台裏も含まれている。例えば、シリーズ3、4、5、6、9作を手がけたジャスティン・リン監督が、撮影開始からわずか数日で突然降板した理由についても触れられている。

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著者バリー・ハーツが手に入れた情報によると、ジャスティン・リン監督が突然降板したのは、ヴィン・ディーゼルや、ディーゼルのプロデューサーである姉サマンサ・ヴィンセントとの間で、作品の方向性に関する意見の相違が深まり、最終的に合意に至らなかったためだという。

リン監督と彼らの意見の対立は、主に物語の結末に関するものだった。当初のバージョンでは、ドムの息子が実は悪役ダンテの血を引いているという展開が予定されていた。一部の制作陣は、このひねりはかなりダークではあるものの、ドムが血のつながりのない子供のためにも命を懸けることで、「家族」という信念を強化する完璧な方法だと考えていた。しかし、ディーゼルを含む一部の制作陣はこのアプローチに同意しなかったという。

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また、この本では、ユニバーサル・ピクチャーズが制作全体に深く介入し、リン監督が当初構想していたクライマックスのアクションシーンにも難色を示していたことが暴露されている。このシーンでは、ダンテが巨大な掘削機のようなメカを操り暴走する予定だった。セカンドユニットの撮影監督アレクサンダー・ウィットは、この本の中で、最終的なアクションシーンは非常に大げさで、その巨大な掘削機がダンテの最後の反撃手段として車を次々と食い荒らし、まるで『トランスフォーマー』の映画を見ているようだったと語っている。これは『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』全体のトーンとは合わないと感じられたようだ。

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さらに、この本では、オスカー俳優のジェイミー・フォックスが当初、第10作の悪役になる予定だったことも明かされている。そして、第9作にはその伏線を張るための隠しエンディングシーンも用意されていたという。第9作の共同脚本家ダニエル・ケイシーは、当初、第9作のために8種類もの隠しエンディングを書き、その中には異なるキャラクターが登場するバージョンもあったと明かしている。しかし、フォックスの出自を考慮すると、彼が演じる予定だった悪役はダンテではなく、全く別のキャラクターだったはずだが、そのキャラクターは最終的に開発が進まず、完全にボツになったとのことだ。