「推し活」という言葉は、多くの方がすでにご存知でしょう。声優、アイドル、YouTuber、VTuber、そしてアニメやゲームのキャラクターまで、あらゆる「推し」を応援する活動は、今や日本の文化としてすっかり定着しました。
そして近年、そこから派生した「ぬい活」という新しい言葉が注目を集めています。これは、ぬいぐるみ(ぬい)を中心とした推し活のことで、例えばカバンにぬいぐるみを付けたり、一緒にお出かけして写真を撮ったり、添い寝したりといった活動を指します。今回、日本のウェブメディア「オトナンサー」が心理カウンセラーの小日向るり子さんに取材し、「ぬい活」に秘められた心理や、その2つの大きなタイプについて解説しています。

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小日向さんによると、「ぬい活」がもたらす最大の心理的効果は「癒やし」とのこと。そして、ぬい活にハマる人々の心理には、主に2つのタイプがあるそうです。
(1)ぬいぐるみを自分の「分身」と捉えるタイプ
「分身」と聞くと、アバターやゲームキャラクターを思い浮かべるかもしれませんが、多くの「ぬい活」愛好家は、ぬいぐるみを自分自身の象徴として捉えています。
例えば、「SNSに自分の顔を出すのは抵抗があるけど、ぬいぐるみが代わりなら恥ずかしくない」といった心理です。また、ぬいぐるみは可愛らしいため、心ないアンチからの攻撃を受けにくく、不要なトラブルを避けられるというメリットもあります。

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(2)ぬいぐるみを大切な「パートナー」と捉えるタイプ
ある人々にとって、ぬいぐるみは「友達」や「相棒」のような存在です。もちろん、自分の「推し」であると同時に、いつもそばにいてくれて孤独感を和らげてくれる、かけがえのないパートナーなのです。ぬいぐるみに話しかけてしまう人は、こちらのタイプが強いのかもしれませんね。

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また、「ぬい活」には素晴らしいメリットもあります。その核心にあるのは、やはり「癒やし」の効果。ふわふわしたぬいぐるみを撫でたり、抱きしめたり、お世話をしたりすると、私たちの脳内では「幸せホルモン」とも呼ばれる「オキシトシン」が分泌され、不安やストレスを軽減してくれるのです。
さらに、ぬいぐるみを愛でることで自分自身にも優しくなれたり、写真を撮ったり、小さなお洋服を作ったりする作業に没頭することで、頭の中の余計な考えがストップし、一種の「瞑想」に近い効果も期待できるとのこと。同じ趣味を持つ仲間と交流すれば、社会的なつながりも生まれます。

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もちろん、これだけメリットがあるとはいえ、注意すべき点もあります。それは「日常生活を犠牲にするほど」のめり込んでしまうこと。どんな趣味であっても、やり過ぎは禁物です。「ぬい活」も同様に、生活のすべてを捧げるのではなく、適度な距離感で楽しむことが大切です。
とはいえ、心から楽しめて、日々の心身を癒やしてくれる「ぬい活」。近年、ますます人気が高まっているのも納得ですね。
via: オトナンサー