「これは詐欺に近い」――『ジャンプ』元編集長・鳥嶋和彦氏、「DRAGON BALL STORE」の低クオリティを痛烈批判!「ファンをATM扱いするな」

世界初の『ドラゴンボール』オフィシャルストア「DRAGON BALL STORE」が11月中旬、東京駅一番街にオープンしました。しかし、その店舗のメインビジュアルに使われているイラストのクオリティが「あまりにもひどい」と、ファンの間で物議を醸しています

そんな中、『週刊少年ジャンプ』の伝説的な元編集長である鳥嶋和彦氏が、自身のYouTubeチャンネル「ゆう坊とマシリトのKosoKoso放送局」の生配信でこの問題に言及。「今の公式は規律がなっていない」とバッサリ切り捨て、「DRAGON BALL STORE」のクオリティ問題について熱く語り、ファンを驚かせました。

そもそもこの騒動、ストアがオープンする1週間前から始まっていました。問題となったのは、一番街の地下1階から店舗のある1階へと続く階段の装飾デザイン。公式が「描き下ろし」と謳うメインビジュアルには、様々な形態の悟空が階段の手すりに沿って描かれていたのですが……。

これに対し、多くのファンから「作画が雑すぎる」「特にスーパーサイヤ人悟空のポーズに躍動感がなさすぎ」「初の公式ストアなのに、なんでこんな低クオリティの絵をメインに使うんだ」といったツッコミが殺到していました。

鳥嶋氏は配信の中で、かつて自身が編集者だった頃は、粗悪な商品が出回らないよう東映アニメーションに「必ず絵が上手くて原作をよく理解している人に版権イラストを描かせてほしい」とお願いしていたと明かしました。しかし、現在の監修体制は完全に機能不全に陥っているようで、「品質が不安定だった昔に戻ってしまったようだ」と嘆きます。

さらに、「こんなの、その辺にいる暇な人に描かせたレベルでしょ」「ファンをATM扱いしている。これはもう詐欺に近い」「こんな雑な公式グッズは買わないでほしい」と怒りを露わに。自ら悟空のかめはめ波のポーズを実演しながら、公式イラストのポーズが本来の悟空のそれとは全く違うと、そのクオリティの低さを厳しく指摘しました。

▼ 鳥嶋氏が問題視したかめはめ波のポーズ。

このあまりにもストレートな物言いに、多くのファンは驚きを隠せません。鳥嶋氏の遠慮のない語り口に、「よくぞ言ってくれた!」とスッキリしたファンも多かったようです。

もちろんこれは鳥嶋氏個人の見解ではありますが、ネット上では「公式のやり方はファンを裏切っている」「ファンの愛にあぐらをかいているだけ」「ドラゴンボールのグッズ市場がダメになっていくのがよくわかる」といった共感の声が多数上がっています。

鳥嶋氏は続けて、作り手や公式は作品の魂を大切にすべきであり、コスト削減ばかりを優先して、長年作品を支えてきたファンを裏切るようなことをしてはならないと訴えました。

興味のある方は、ぜひ実際の配信をチェックしてみてください。該当の発言は51分頃から1時間32分頃までとなっています。鳥嶋氏はかつて『ドラゴンボール』の担当編集者であり、その後『週刊少年ジャンプ』編集長、さらには集英社の専務取締役まで務めた人物ですが、現在は集英社を離れ、白泉社で取締役を務めています。

果たして公式グッズのクオリティは本当に低下しているのか。その答えは、今後の消費者の反応が最も雄弁に物語ってくれるのかもしれません…。


via: togetter