『バイオハザード レクイエム』ディレクターが語るレオンの新境地! グレースの極限恐怖と対比するアクションの“爽快感”とは?

『バイオハザード レクイエム』でレオン・S・ケネディの復活が「The Game Awards 2025」にて正式発表され、ディレクターの中西晃史氏が本作のゲームデザインコンセプトについて、先日初めて詳細を語ってくれました。

本作はダブル主人公制を採用しており、レオンと新キャラクターのグレース・アシュクロフト(Grace Ashcroft)のプレイアブルパートはほぼ半々とのこと。そして、あえて「強烈なコントラスト」を核に据え、アクションとホラーが同じ作品の中で交錯する体験を目指したそうです。

中西氏によると、『レクイエム』のメインストーリーは一本道で、プレイヤーは物語の進行に合わせてレオンとグレースを切り替えながら操作し、特定の場面では二人が出会うこともあるとか。キャラクター設定として、グレースは「シリーズ史上最も臆病なキャラクター」と位置づけられており、彼女のパートは『バイオハザード RE:2』のような圧迫感のある恐怖体験が中心。一方、数々の修羅場をくぐり抜けてきたレオンは、『バイオハザード RE:4』の設計思想を受け継ぎ、体術や近接戦闘、ハイスピードなバトルがメインとなるそうです。

ディレクターは、レオンが長時間にわたる純粋なホラープレイには向かないと正直に語っています。隠れたり怯えたりするようなテンポは、彼のこれまでの経験とは合致しないため、チームは彼のパートを「アドレナリン全開のアクションシーン」に集中させることを選択。これは、プレイヤーがグレースの恐怖体験から一時的に解放される“出口”としての役割も担っているとのこと。この工夫により、『レクイエム』はシリーズならではのゾクゾクする雰囲気はそのままに、これまであまり見られなかった爽快感と満足感を両立させているそうです。

中西氏は、この構造を「全く異なる緊張感を持つ2つのゲームを融合させたようなもの」と表現。当初は、テンポの落差が大きすぎてプレイヤーが戸惑うのではないかと懸念していたそうですが、実際のテストプレイでは、この“冷熱交代”が独特のプレイリズムを生み出し、まるで高温サウナから水風呂に飛び込むような刺激的な体験になっていることが判明したとのこと。

キャラクターデザインに関しては、レオンはさらに成熟し、数々の戦いを経てきた姿で登場します。中西氏いわく、チームは「2026年のレオンはどうあるべきか」を繰り返し検討し、重い責任を背負いながらも、なおクールで落ち着いた「大人のイケメン」として彼を造形したとのこと。このデザイン方向は、トレーラー公開後、プレイヤーからも好意的なフィードバックを得ているそうです。

『バイオハザード レクイエム』は、2026年2月27日にPS5、Xbox Series X/S、Nintendo Switch 2、PC向けに発売予定です。

via: AUTOMATON