日本最大級の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ、C107)」が50周年を迎え、例年以上の大盛況となりました。会場には多くのコスプレイヤーが集結し、自慢の衣装を披露していました。
しかし、そんな中、あるコスプレイヤーの投稿が海外から思わぬ批判を受け、注目を集めています。話題となっているのは、コスプレイヤーのまつけんさん(@ken04071115)が『ジョジョの奇妙な冒険』のモハメド・アヴドゥルのコスプレを披露した件。一部の海外ユーザーから、いわゆる「ブラックフェイス」にあたる行為ではないかと指摘され、議論を呼んでいます。

アヴドゥルはエジプト出身で、肌の色が濃いアラブ系のキャラクターです。コスプレにおいて、キャラクターの再現度を高めるために肌の色を濃くするメイクは、これまでごく自然な表現方法として認識されてきました。
しかし海外では、白人が顔を黒く塗って黒人([[OBJ_7050]])を揶揄した「ミンストレル・ショー」という差別的な歴史的背景があるため、「ブラックフェイス」自体がタブー視されています。この文化的な違いが今回の論争の焦点となっており、多くの海外ユーザーからは、肌の色を意図的に黒く塗る行為は不適切であり、差別を象徴するものだと指摘されています。

一方、日本のネットユーザーからは、まつけんさんを擁護する声が多数上がっています。「単なるキャラクター再現であり、差別的な意図はない」という意見がほとんどです。また、「お互いの文化を理解し合うべきだ」と訴える声も少なくありません。

まつけんさんご本人も、困惑した様子で以下のようにコメントしています。
「外国人から『アジア人が顔を黒く塗るのは黒人([[OBJ_7050]])差別だ!!』ってリプきたんだけど、正直、差別目的でわざわざアヴドゥルコスプレする人いる???俺だけ世間知らずなのかな???みんなの意見聞かせてください」
もちろん、これも文化的な背景の違いからくる問題かもしれません。しかし、肌の色に関する表現は、これまでもACG(アニメ・コミック・ゲーム)界隈やSNSでたびたび物議を醸してきました。記憶に新しいところでは、『僕のヒーローアカデミア』の堀越耕平先生が描いたミルコが「肌の色が十分に黒くない」と指摘され、国際的な議論になったこともあります。コスプレにおいても、このような問題が浮上してきたことで、キャラクターを再現する際に考慮すべき要素がまた一つ増えてしまったのかもしれませんね。