宮崎駿監督が語る『千と千尋の神隠し』カオナシの正体「自分を失った人、社会のあちこちにいる」に共感の声!ネット世代で顕著に

スタジオジブリの不朽の名作『千と千尋の神隠し』は、世界中で長年愛され続けており、ジブリを代表する作品として不動の人気を誇ります。昨日(1/2)には、日本テレビ系列の「金曜ロードショー」で放送されました。これに合わせて、公式Xアカウントでは作品の舞台裏インタビューが公開され、宮崎駿監督が語る「カオナシ」についての見解がシェアされました。

「カオナシ」は、言葉を持たず、思考もシンプルな謎の存在。彼は「油屋」の前で荻野千尋と出会い、彼女と友達になりたいと願います。

その後、油屋の中で金銭や世俗的な価値観に影響され、千尋に拒絶されたことで怒りを感じ、カエルを飲み込み、声を得ます。最終的には千尋の助けで改心し、千尋と共に銭婆の家へ向かい、銭婆の助手となるのでした。

公式Xでは、宮崎駿監督の言葉として、次のように紹介されています。「カオナシってどんな存在なんだろう?実はこういう人って身の回りにたくさんいるんです……誰かに寄りかかりたい、誰かと一緒にいたいと強く願うけれど、自分というものがなく、自分が誰なのか、自分の価値すらわからない人。そういう人はどこにでもいると思います。」

この解釈には多くのネットユーザーから共感が寄せられています。特にネット社会が発達した現代では、多くの人がネットの中で自分を見失いがち。カオナシのように、焦って承認を求めるけれど、自分の価値が何なのかわからない……まさに現代の病理、って感じですよね。

宮崎駿監督はかつて、「誰もが心の中にカオナシを抱えている」と語ったことがあります。これは、千尋、湯婆婆、カオナシの3キャラクターを「個人の側面」(Sides of an individual)としてデザインした際の発言で、人間には良い面も悪い面もあるけれど、カオナシはどちらにも定義できない存在として生まれた、という意味合いが込められています。

公開から20年以上が経過した今もなお、多くの日本のファンがこの作品に想像を掻き立てられ、地上波で放送されるたびに熱い議論が巻き起こるのは、本作がアニメーション史において揺るぎない金字塔であることを証明していますね。