日本語の教科書はまさかのエロゲ!? 名作『ランス』シリーズで日本語能力試験に合格した猛者が現れ話題に

今や語学学習の方法は多岐にわたりますが、特に日本語はアニメやゲーム、音楽、アイドルやVTuberの“推し活”などを通じて、楽しみながらスキルを磨くことができます。

そんな中、X(旧Twitter)にて、あるユーザーが投稿した内容が大きな注目を集めています。なんと、アダルト向けRPG『ランス』シリーズをプレイし続けた結果、日本語能力試験(JLPT)に合格したというのです。

『ランス』シリーズは、アリスソフトが1989年から展開しているアダルト向けゲーム作品です。性格は破天荒かつ無類の女好きである戦士「ランス」と、その奴隷「シィル」が冒険を繰り広げる物語で、行く先々で困難に立ち向かいながら、多くの女性キャラクターを(いろんな意味で)征服していくという内容。現在までに数多くの作品がリリースされており、非常に歴史の長い人気シリーズとして知られています。

今回話題を呼んだのは、ユーザーのKōun'na氏による投稿です。

「『ランス03』と『ランスX』を毎日10~12時間くらいプレイしていただけで、他の勉強は一切せずにJLPT N3(日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができるレベル)に合格しました。正直、自分でも信じられません。まさかアダルトゲームで日本語が学べるなんて(笑)。」

この投稿がされたタイミングは、奇しくも『ランス』シリーズのSteamプラットフォームへの登場が発表された直後。このニュースも相まって、多くの人々の注目を集めることとなりました。

この投稿には多くのユーザーが反応しており、「JRPGをプレイするのは日本語学習に役立つ」といった声が多数寄せられています。もちろん、試験に合格するためには相応の努力が必要ですが、中には「日本語のボイスドラマやASMR作品を聴くのも効果的」と語る人も。これらは比較的ゆっくり話されることが多く、リスニング力の向上に繋がるようです。

さらに、「PixivでR18の二次創作小説を読んでN1に合格した」という猛者や、「友人はR18の美少女ゲーム(エロゲ)をプレイし続けてN1を取得し、今では日本の大手ゲーム会社で翻訳の仕事をしている」といった驚きの体験談も。学習の教材が何であるかは重要ではなく、大切なのは学び続けること。そうして得た知識が、その出自によって価値を失うことはない、というわけですね。

ゲームで日本語を学ぶこと自体は珍しくありませんが、それがアダルトRPGの金字塔として名高い『ランス』シリーズだったという点が、なんともユニークで面白いところです。数十年経った今でも色褪せることなく、多くのファンに愛され続けている本シリーズ。今後、Steam版が正式にリリースされれば、「アダルトゲームで日本語をマスターしました」という猛者が、本当にどんどん増えていくのかもしれませんね。