話題を呼びつつも評価が分かれた2025年を経て、『マジック:ザ・ギャザリング』(Magic: The Gathering)が2026年の全発売計画を正式に発表した。
年間を通じて7つのメインセットが発売され、そのうち4つが「ユニバースビヨンド」とのクロスオーバー協力製品、残りの3つはゲームのオリジナル世界観に回帰する。ウィザーズ・オブ・ザ・コースト(Wizards of the Coast)は、近年の「オリジナル+クロスオーバー並行」戦略を継続し、コアプレイヤーと新規ファンの間でバランスを取る構えだ。
『Lorwyn Eclipsed』 —— 2026年1月23日

2026年の第一弾は、プレイヤーをローウィン(Lorwyn)へと再び誘う、オリジナル世界のセットだ。公式発表によると、本作では初めて「ドラフト・ナイト・ボックス」が発売されるほか、1年ぶりに統率者デッキも復活し、5色とジャンドの2種類が用意される。長年のプレイヤーにとって、これはクロスオーバー協力製品以外でも、シリーズが独自の世界観の基盤を固めようとしていることの表れと言えるだろう。
『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』 —— 2026年3月6日

ニューヨーク・コミコンで発表された『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』シリーズは、2026年2番目の「ユニバースビヨンド」協力製品。このシリーズでは、色彩豊かな全く新しいアートスタイルが採用され、「タートル・チームアップ」協力モードも導入される。公式は、4人のタートルズを主役にした5色の統率者デッキを発売することを明らかにしており、キャラクター中心のゲームプレイを好む層を明確にターゲットにしている。
『ストリクスヘイヴンの秘密』(Secrets of Strixhaven)—— 2026年4月24日

ストリクスヘイヴン(Strixhaven)に再訪する本作は、現時点ではまだ情報が少ないものの、公式小説が同時に発売されることが決定している。ストリクスヘイヴンは、その独特な学園スタイルとメカニズムデザインで過去に好評を博したことから、今回もその物語性とゲームプレイの特色が引き継がれ、2026年のオリジナルセットの重要な柱となることが期待されている。
『マーベル・スーパーヒーローズ』 —— 2026年6月26日

2025年のスパイダーマン登場に続き、2026年にはマーベル・ユニバースが本格的に展開される。本セットはコミック版のヒーローたちに焦点を当てており、すでにアイアンマン、ブラックパンサー、ファンタスティック・フォーなどのカードが公開済みだ。前作の控えめな評価を乗り越え、より広大なキャラクター陣で全体の魅力を高められるかどうかに注目が集まっている。
『ホビット』 —— 2026年8月

『指輪物語』とのコラボセットが大成功を収めたことを受け、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストは再び中つ国へと戻り、『ホビット』をテーマにした新作を発売する。公式はコンセプト的な説明を公開したのみだが、ビルボの冒険とファンタジーの雰囲気を強調している。世界観が『マジック:ザ・ギャザリング』と非常に親和性が高いため、この作品は2026年で最もポテンシャルの高いクロスオーバーシリーズの一つと見なされている。
Reality Fracture —— 2026年10月

2026年最後のオリジナル世界観セットとなる『Reality Fracture』は、『タルキール:龍の嵐』や『サンダー・ジャンクションの無法者』と連動する。開発チームは、本作がプレイヤーから長年期待されてきたテーマを採用していると明かすにとどめ、詳細はまだ秘密にされているが、すでに年間のストーリーとメカニズムデザインにおける重要な節目と見なされている。
『スター・トレック』 —— 2026年11月

トリを飾るのは、『スター・トレック』60周年を記念した「ユニバースビヨンド」シリーズだ。内容はオリジナルシリーズから『ストレンジ・ニュー・ワールド』までを網羅し、公式はすでに予告編も公開している。これは、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストが過去のSFテーマでの試みに臆することなく、クロスオーバーの版図をさらに拡大していることを示している。
全体の発売スケジュールから見ると、2026年の『マジック:ザ・ギャザリング』は2025年の「メインセット7つ」というペースを継続し、クロスオーバー協力製品が半数以上を占める割合も維持している。市場の反応が二極化する中で、この発売計画は単なる内容の予告だけでなく、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストの将来の方向性に対する明確な意思表示となっている。
via: IGN