任天堂は、先日開催された最新の決算説明会にて、Nintendo Switch 2(仮称、以下Switch 2)の海外における販売状況について初めて公式に言及しました。古川俊太郎社長は、海外でのハード売上が「当社の想定をやや下回る」結果であったことを認めつつも、国内市場では予想を上回る好調な滑り出しを見せていると強調。これにより、全世界での販売目標に変更はないとしています。

株主との質疑応答の中で古川社長は、「海外での販売実績が我々の想定を若干下回った一方で、日本国内のハード販売は想定を上回る結果となりました」とコメント。現時点での販売予測は据え置くものの、地域や製品ごとの実績が第2四半期時点での想定とは異なってきている、との見方を示しました。
市場調査会社のデータによると、2025年のホリデーシーズンにおけるSwitch 2の販売台数は、2017年の初代Switchと比較して、米国市場で約35%、英国市場で約16%の減少となりました。好調とされる日本市場でさえ、年末9週間のホリデー商戦では初代Switchの同期比で約5.5%減。フランス市場に至っては、年間の販売台数が初代を3割以上も下回ったとの指摘もあります。

しかしながら任天堂は、日本国内におけるSwitch 2の累計販売台数が、初代Switchの発売初年度の実績を、より短い期間で上回ったことを強調しています。この好調な国内市場を牽引した要因について、古川社長は特定のファーストパーティタイトルの存在が大きかったと分析しています。
「Switch 2発売当初の勢いに加え、ホリデーシーズンに投入した『Pokémon LEGENDS Z-A』のSwitch 2エディションや、新作『カービィの馭天飛行(仮)』といったタイトルの登場が、日本国内の既存SwitchユーザーからSwitch 2への乗り換えを強力に後押ししました。この乗り換え率が海外市場に比べて非常に高かったのです」と古川社長は語ります。
この発言は、裏を返せば海外市場が伸び悩んだ理由を物語っているとも言えそうです。以前から、海外の任天堂関係者を名乗る匿名の人物が「ホリデー商戦にキラータイトルが不足していたことが、海外での販売に響いた」と指摘していました。大きな期待が寄せられていた『メトロイドプライム4 ビヨンド』も、発売初期の段階ではハードの売上を大きく牽引するには至らず、今回の決算説明会でもほとんど触れられることはありませんでした。

とはいえ、Switch 2が任天堂の歴代ハード史上、最速のペースで普及している事実に変わりはありません。しかし、海外市場でのさらなる成長には、今後の強力なソフトラインナップの拡充が不可欠と言えるでしょう。2026年、特に年末商戦に向けて、任天堂がどれだけ魅力的なファーストパーティタイトルを投入し、海外市場における初代Switchとの差を埋めていけるのか。ゲーマーたちの熱い視線が注がれています。
via: IGN