これは紅蓮騎士ではない! PLAMAX 聖戦士 ヴェルビン Bellvine ナの国近衛騎士団長仕様

『聖戦士ダンバイン』に登場し、本来は後継機ビルバインとして世に出るはずだったものの、出渕裕氏がB-CLUB誌で初期設定の描き直しを発表するまで、オーラバトラー-ヴェルビン-は歴史の潮流の中で再び日の目を見ることはありませんでした。


今回ご紹介するのは、PLAMAXがリリースする聖戦士シリーズの第二弾です。原型師・毒島孝牧氏が手掛け、出渕裕氏が描いた奔放なフォルムと優美なラインを一つ一つ具現化しています。


モデル自体は固定ポーズとなっており、可動関節を考慮する必要がないため、究極の華麗な姿を表現しています。また、精巧なパーツ分割設計により、その後の組み立てや塗装の難易度を大幅に低減しています。


合わせ目消しや表面処理などの前工程を経て、基本完成形は控えめなグリーンとグレーの配色でしたが、ここから聖戦士に魂の色を再び与えていきます。


今回の塗装は、2024年発売のMETAL BUILD DRAGON SCALEの完成品配色を参考に、目を引く赤と白に金をあしらった組み合わせで、元々圧倒的な格好良さを誇るヴェルビンに、さらに奔放な魅力を加えています。


以下、各部の塗装ディテールを振り返ります。上半身を部分的にクローズアップすると、一部露出している内部構造のパイプ類は、カラフルに塗り分けてみました。


強獣を狩猟して得た素材を加工して作られた人工生物外装甲の表面にある金色の紋様は、塗装するとなると細心のマスキングが必要で非常に手間がかかるため、筆塗りで蜿蜒と曲がりくねったラインを描き出しました。


胸部のコックピットハッチは、透けて見えるような微透感を再現するため、内側をクリアブルーとクリアパープルで塗装し、外側には光沢を増すためにクリア保護塗料を施しました。


二枚の生物的な翼も、同様にクリアブルーとクリアパープルでグラデーションを吹き付け、外側にはパール効果のある塗料を薄く吹き付け、きらめくような斑模様の効果を出しました。


翼は実際に後方に装着されており、上から見下ろすとほぼ平行な角度になり、まるで翼を広げて飛び立とうとしているかのようです。


しかし、横から見ると、後方に収束された待機状態のようにも見え、また違った趣があります。


鋭く凛とした鷹の眼差しは、まるで飛び立とうと今にも飛び立つ猛禽のようです!


腕の先端にある牛の角のような湾曲した構造は、やや黄みがかった金色を使用し、高貴さを際立たせています(新年おめでとうございます~)。


足元の鳥の爪のようなつま先も、同様にメタリックカラーで人工兵器の重厚感を際立たせています。


くるりと後ろに回ると、先ほど触れた透明な翼の他に、背中上部にはさらに目を引く巨大な翼状のオーラコンバーターがあります。


内側はクリアパーツで再現された薄膜状の層構造になっており、ここでは内部にシルバーの塗料を少し塗って反射を増しています。


以上で本体の展示はほぼ終了です。最後は付属の武器、輝く宝石が埋め込まれたオーラソードと、華麗な紋様が浮き彫りにされた細身の鞘です。


交換方法はシンプルかつ大胆です。右の手首を取り外し、武器全体を手ごと剣に直接差し込むだけです!


やはり剣を携えた聖戦士こそ、騎士の精神を体現する完璧な姿だと言わざるを得ません。


ダンバインのスタイルを受け継ぐヴェルビンは、生物と機械を融合させた要素を徹底的に、そして余すところなく発揮しています。


そして、出渕裕氏のメカニックデザインがあってこそ、富野作品におけるあの幻想的な世界観の中の残酷な美学が、より一層具現化されるのかもしれません。

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