2026年3月26日夜、東京・池袋のサンシャインシティ内にあるポケモンセンターで、痛ましい刃物による襲撃事件が発生しました。20代の女性店員が男に刺され、その後死亡が確認されました。犯行に及んだ男も、自ら首を刺して死亡しています。警視庁の最新の捜査によると、本件はストーカー被害が絡んでいる可能性が高いとのこと。被害女性は生前、警察に相談し、禁止命令も出ていたにもかかわらず悲劇を防げなかったことで、警察の保護体制の有効性に疑問の声が上がっています。

警視庁によると、事件が起きたのは日本時間午後7時15分頃。東京都豊島区東池袋のサンシャインシティ2階にあるポケモンセンターでの出来事でした。複数の「刃物を持った人が暴れている」との通報を受け、警察官が現場に駆けつけると、女性店員と男が血を流して倒れており、2人とも搬送先の病院で死亡が確認されました。
巣鴨署が防犯カメラの映像を確認したところ、男は入店後すぐにレジカウンターの内側に入り込み、女性店員を刃物で刺したとのこと。その後、男はカウンター内で自らの首を刺したと見られています。警察は現在、男が犯行後に自殺したという方向で、事件の経緯や動機について捜査を進めています。
捜査関係者の話では、警察は過去に被害女性とみられる人物からストーカー被害に関する相談を受けていたといいます。警視庁はストーカー規制法に基づき、相手に禁止命令を発出し、過去には同法違反の容疑で関係者を逮捕したことも。その後も定期的に女性の状況を確認していたとのことですが、今回の襲撃事件が発生してしまったことで、保護措置の有効性について疑問の声が上がっています。

目撃者によると、事件発生当時、商業施設内は親子連れや外国人観光客など、100人以上もの人々で賑わっていたそうです。30代の男性は、当時、棚が倒れるような音と女性の「助けて」という叫び声を聞いたと証言。その後、犯行に及んだとみられる男がレジカウンターの内側に入っていくのを目撃し、現場は緊迫した混乱状態だったと語っています。
事件を受け、株式会社ポケモンは「ポケモンセンターメガトウキョー」と「ピカチュウスイーツ by ポケモンカフェ」を一時休業すると発表しました。同社は警察の捜査に全面的に協力するとともに、従業員の心身のケアを最優先するとしています。警視庁は引き続き、2人の関係性やストーカー行為の具体的な経緯について解明を進めています。
via: 朝日新聞