東京・池袋のサンシャインシティ内にあるポケモンセンターで発生した刺傷事件について、警視庁は2026年3月27日夜、事件に関わった両名の身元を発表しました。容疑者は住所・職業不詳の廣川大起(ひろかわだいき)容疑者(26)、被害者は東京都八王子市在住のアルバイト店員、春川萌衣(はるかわめい)さん(21)と確認されました。警視庁は、犯行動機や二人の関係について詳しく調べています。

事件が発生したのは3月26日午後7時15分ごろ、豊島区東池袋のサンシャインシティ2階にあるポケモンセンターです。警視庁には「男が刃物を持って暴れている」といった通報が複数寄せられ、警察官が駆けつけたところ、女性店員と男が血を流して倒れているのが発見されました。二人は病院に搬送された時点ですでに意識不明の状態で、その後、死亡が確認されました。
警視庁の調べによりますと、廣川容疑者は店に侵入後、すぐにカウンターの内側に回り込み、春川さんを刃物で刺した後、その場で自らの首を刺したとみられています。防犯カメラの映像には、犯行がごく短時間で行われ、現場が一時騒然となる様子が映っていました。

また、これまでの調べで、警視庁が被害者とみられる女性からストーカー被害の相談を受けていたことも分かっています。警視庁はストーカー規制法に基づき、関連する人物に対して禁止命令を出したほか、命令違反の疑いで逮捕した経緯もあったとのことです。こうした措置が取られていたにもかかわらず今回の事件が発生したことから、ストーカーを巡るトラブルが事件の背景にあるとみて捜査が進められています。
事件当時、店内には親子連れや外国人観光客など、多くの客がいました。目撃者によりますと、「女性の助けを求める声や商品棚が倒れる大きな音が聞こえた」とのことで、現場にいた客は急いで避難し、店内は緊迫した空気に包まれたということです。
この事件を受け、株式会社ポケモンは「ポケモンセンターメガトウキョー」および「ピカチュウスイーツ by ポケモンカフェ」の臨時休業を発表しました。同社は、警察の捜査に全面的に協力するとともに、従業員の心のケアを最優先に対応するとしています。警視庁は引き続き、容疑者の動機や事件の背景について解明を進める方針です。
via: 共同通信