任天堂の『スーパーマリオメーカー2』で、プレイヤーが作成したコースが大規模に削除されるという異例の事態が発生し、コミュニティに衝撃が走っています。海外メディアの報道によると、これまでに1,000以上のコースが削除されており、その原因として、過去にチート行為でアカウントを凍結された有名投稿者が関与しているのではないかとの憶測が飛び交っています。

この一件を最初に報じた海外メディア『Automaton』によると、当初は数百コースの削除が確認されただけでしたが、その数は瞬く間に1,000以上に膨れ上がりました。中には、本作の発売初期から約5年間にわたって親しまれてきたコースも含まれていたとのこと。そして、削除されたコースには「#TeamShell」という共通のハッシュタグが付けられていました。
「Team Shell」とは、『スーパーマリオメーカー』シリーズのプレイヤーが集うDiscord上のコミュニティで、メンバー同士が制作したコースを検索・プレイしやすくするために「#TeamShell」のタグを使用していました。しかし、任天堂はコース内での宣伝行為を禁止しているため、このハッシュタグが規約違反と見なされたのではないか、と推測する声が上がっています。一方で、多くのプレイヤーは、このタグはあくまでコミュニティ内での識別のためのものであり、商業的な宣伝には当たらないと反論しています。

さらにコミュニティでは、今回の大量削除は「MT94」というプレイヤーの仕業ではないか、というもう一つの説が有力視されています。MT94はかつて『スーパーマリオメーカー』コミュニティでランキング2位にまで上り詰めた実力者でしたが、後に複数台のゲーム機を使って自作コースの評価を不正に吊り上げていたことが発覚し、アカウントを凍結されていました。そのため、MT94が「#TeamShell」タグの付いたコースを逆恨みから大量に通報したのではないか、と噂されているのです。
その一方で、「LMT」と名乗る匿名のユーザーが、5台のNintendo Switchを駆使して通報を繰り返した張本人であると主張。しかし、この告白の真偽は現時点では不明です。

『スーパーマリオメーカー2』は発売から年月が経っていることもあり、多くのファンは任天堂が調査やコースの復旧に動く可能性は低いと見ています。さらに、一部のプレイヤーからは、コースだけでなくアカウントごと凍結されたとの報告も上がっており、事態はさらに深刻化。コミュニティの不満と混乱は広がるばかりです。
via: Automaton