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約2ヶ月前、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のダグ・ライマン監督が手がける新作『Bitcoin:Killing Satoshi(原題)』が、米『Variety』誌を通じて、全てのセットをAI生成技術で制作することを発表した。さらに、ポストプロダクション段階でAIを用いて俳優の唇の動きや顔、身体の動作といった一部の演技を調整する可能性も示唆していたが、このほど、制作陣が米メディア『The Wrap』の現場取材に応じた。

(画像:The Wrap)
本作はすでにイギリス・ロンドンで極秘に主要撮影を終えているが、その完了前に『The Wrap』が現場を訪問。プロデューサーが同メディアに語ったところによると、映画全編が特設のスタジオ1か所のみで撮影され、撮影期間はわずか20日間だったという。プロデューサーはさらに、AIがもたらす利便性により、製作費を7000万ドルに抑えることができたと主張。もし全てを実景で撮影した場合、コストは3億ドルに跳ね上がると見積もられており、実に2億3000万ドルものコスト削減に成功したことになる。セットや背景だけでなく、照明効果の大部分もAIが直接処理しているとのことだ。
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『Bitcoin:Killing Satoshi(原題)』のプロデューサーの一人であるローレンス・グレイは、AIが人間の関与を完全に代替するものではないと強調。「業界の一部がどれだけ恐れようとも、AIは避けられないトレンドです。しかし、正しく使えば、それは有益なツールとなり得ます」と語る。グレイは、AIが現場での技術的な調整やセットの設営・撤去にかかる時間を短縮し、製作コストを圧縮することで、クリエイターが本来集中すべき部分により効率的に注力できるようになるなど、そのメリットは大きいと指摘した。
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本作は、「ビットコインの父」として知られる故サトシ・ナカモトを題材にした陰謀論スリラー。劇中では、サトシ・ナカモトの謎に包まれた正体と、その正体が世界中に張り巡らされたある権力構造と結びついていることが暴かれる。その権力構造の背後にいるエリート集団は、真実が白日の下に晒されるのを防ぐため、邪悪な計画を企てる。
キャストには、ガル・ガドット、アイラ・フィッシャー、コメディアンのピート・デヴィッドソン、そしてライマン監督と『インスティゲイターズ』でもタッグを組んだケイシー・アフレックらが名を連ねる。脚本は『グラン・トリノ』で共同脚本を務めたニック・シェンクが執筆。公開時期は現在のところ未定。
via: The Wrap