『ガチアクタ』作者・裏那圭先生、海外読者の「違法アップロード」指摘で一部から批判殺到!「人種差別」や「原爆」持ち出しに「作品の価値が下がる」と反論

『週刊少年マガジン』で連載中、昨年テレビアニメ化もされ大好評を博した『ガチアクタ』。その独特な画風とキャラクターデザインで、多くのファンを魅了していますね。

しかし、作者の裏那圭先生が先日X(旧Twitter)で、海外の読者に向けて英語で「正規版の漫画を読んでほしい。違法な海賊版は見ないでほしい」と発信したところ、一部の海外ユーザーから「人種差別だ」と批判が殺到。さらには日本の過去の出来事である「原爆」を持ち出して揶揄するコメントまで飛び出し、ネット上で大きな議論を巻き起こしています。

事の発端は、裏那圭先生がXで、一部の海外ユーザーが投稿している漫画の画像が、ネット上の違法な海賊版であることに気づいたこと。先生は、そういった投稿に対し、直接「それは違法コンテンツだ」とリプライを送っていました。

これに対し、一部のユーザーからは「選択肢がないんだ」「講談社のオンライン漫画は地域制限で見られないし、海外版の更新も遅い。だから海賊版でしか追えない」といった反論も寄せられました。講談社は2023年5月に海外向け漫画サービス「K MANGA」を開始しており、約500タイトルを配信、連載中の約90作品は最新話を日米同時に配信しています。しかし、地域制限や更新頻度に関する不満の声も上がっているようです。

裏那圭先生は、多くの海外漫画読者は礼儀正しく、クリエイターを尊重してくれるとしながらも、同時に「原爆」といった言葉で日本を嘲笑する人がいることも指摘しました。

これに対し、裏那圭先生は「私は原子爆弾が投下された広島県出身です。しかし、先人や周りの大人たちは、私に恨みを抱くことを教えませんでした。むしろ『二度とこんなことが起こらないように』と教えてくれました。その教えに心から感謝しています。」と胸の内を明かしました。

海外版への批判に対して、裏那圭先生は次のように語っています。

「この数日間、各国の経済状況や購買力などを調べてみました。確かに、海賊版でしか作品に触れられない方もいることは理解しています。海外では価格が高い場所もあることも知っています。中には『この件はもう触れないでほしい!』という意見も見かけました。しかし、もし今私たちが声を上げなければ、先人たちが苦労して築き上げてきた『日本漫画』や『創作文化』の価値が、無駄になってしまうでしょう。」

また、「どうせ無料で海賊版を読んでも売り上げには影響しないだろう。」という声についても、

「それは違います。『無料』という行為自体が作品の価値を下げてしまいます。一度無料で手に入れることに慣れてしまうと、正規版に触れようという気持ちが薄れてしまうんです。(もちろん、本当に好きな人は買ってくれると信じています。)私たちクリエイターは、読者の皆さんに作品を楽しんでもらうために必死で創作しています。もちろん報酬も大切ですが、私にとってそれ以上に大切なのは、作品の『価値』を貶めたくないという気持ちです。経済的な理由で作品を買えない方や、入手が難しい方のために、グラフィティデザインを担当している晏童秀吉先生とずっと話し合って、皆さんに作品を楽しんでもらう方法を模索しています。まだ公にはできませんが、たくさんの案を考えています。出版社ももちろん努力を続けていますし、進捗が遅いのは本当に申し訳なく思っています。」

「ですが、『お前たちは人種差別主義者だ!』とか、『海賊版は宣伝になっているんだ!』といった、全く的外れな批判はどうかやめてください。私たちはただ純粋に、皆さんに漫画を楽しんでほしいだけなんです。どうか、私たち日本の考え方や文化をもう少し理解していただけると嬉しいです。」

今回の件は、裏那圭先生が直接コメントしたことでネット上で大きな注目を集めています。多くの人が作品を閲覧するためのより多くの手段を求めているのは事実ですが、作者に対して「人種差別」や「宣伝」といった言葉、あるいはそれ以上の攻撃的な言葉をぶつけることは、状況を悪化させるだけのように思えますね。