任天堂、人気ポケモン二次創作チャンネルを“BAN”か―ドキュメンタリー風動画で知られる「PokeNational」が削除の危機に。3年間の活動が7日で水の泡へ

ポケモンをテーマに、まるで自然ドキュメンタリーのような映像作品を投稿してきたYouTubeチャンネル「PokeNational Geographic」が、チャンネル削除の危機に瀕しています。任天堂から複数の著作権侵害の申し立てを受け、チャンネルが7日以内に削除される可能性があるとして、ネット上で大きな注目を集めています。

発端は、米国任天堂が12時間のうちに同チャンネルの複数の動画に対し、立て続けに著作権侵害を申し立てたことでした。YouTubeでは、3回著作権侵害の警告を受けるとチャンネルが停止される、いわゆる「3ストライク制」が採用されています。チャンネルを運営するElious氏はサブチャンネルで公開した動画で、申し立ての内容が、ポケモンゲーム内のキャラクターや映像、音源の不適切な使用を指摘するものだったと説明しています。

しかしElious氏は、チャンネルのコンテンツは主に自身で制作した3Dアニメーションであり、2023年から創作を続けてきたもので、ゲームの素材を直接使用したものではないと主張。一部の動画で3秒未満のポケモンの鳴き声(効果音)を使用したことは認めつつも、それは極めて小規模な利用だと考えていたものの、それでも申し立ての対象となってしまったと語っています。

さらに、YouTubeチャンネルだけでなく、Elious氏が最近開設したクリエイター支援サイト「Patreon」のページも審査中の状態となり、活動資金の確保も不透明な状況に。Elious氏は動画の中で、作品が削除されるという結果を徐々に受け入れつつあるとしながらも、将来的に他のコンテンツへ転向するため、元々のチャンネルだけは残したいという希望を語りました。

この突然の事態に、Elious氏は「3年間かけて苦労して築き上げてきた視聴者と作品が、1週間で消えてしまうかもしれない」と無念さをにじませます。全ての動画はバックアップ済みであるものの、再び公開することはできません。大企業の法的な措置には対抗が難しいと述べ、「PokeNationalはもう終わりです」と語り、これまでの創作活動に事実上の終止符を打ちました。


via: TheGamer