マーベル映画『[[T_5173]]』(Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings)で「マンダリン」を演じた香港の名優トニー・レオンが、近ごろ米『Vulture』のインタビューに応じ、マーベル・シネマティック・ユニバースでの撮影経験を語った。その中で、キャラクターの戦闘スタイルをめぐってデスティン・ダニエル・クレットン監督と意見が対立したこと、そして「マーベルと議論するのはやめよう」とすぐに学んだことを明かした。

トニー・レオンが演じたのは、[[T_6063]]の父であり、犯罪組織テン・リングスのリーダーでもある「マンダリン」ことシュー・ウェンウー。キャラクターは1000年以上生きているという設定のため、レオンはウェンウーの武術スタイルが観客によく知られた伝統的なカンフーの型だけであるべきではないと考えた。むしろ、様々な時代で培われたあらゆる武術形式が融合し、現代のMMA(総合格闘技)に近いコンセプトになるべきだと主張したという。
レオンによると、『[[T_6063]]』の製作規模は彼がこれまで参加してきた作品よりもはるかに大きく、チームは非常にプロフェッショナルで、毎日時間通りにすべての作業を終えなければならなかったという。この製作方法は非常に効率的であると認めつつも、俳優には即興で演じる余地がほとんどなく、「一言一句変えることさえ許されない」状況だったと明かした。
当初、監督に次のように疑問を投げかけたと振り返る。「もしある人物が1000年前から生きていたら、その戦い方はあらゆる武術の集大成になるはずです。現代のMMAのようにね。それだけ長い時間を経験してきたのですから」。
しかし、監督はそのアイデアを却下。レオンがさらに「なぜキャラクターは70年代の典型的なカンフーしか使わないのですか」と尋ねると、監督は「ここはマーベルだから」と返答したという。それを聞いたレオンは「なるほど」と答え、それ以上は議論しなかったそうだ。
『[[T_5173]]』は2021年に公開され、マーベルのフェーズ4における重要作の一つとなった。クレットン監督はその後、『スパイダーマン:ブランニュー・デイ(原題)』の監督に就任したほか、Disney+のドラマシリーズ『ワンダーマン(原題)』の製作にも携わっている。
[[T_6063]]役のシム・リウは、『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』で再登場する見込み。リウは続編がいずれ製作されるとも語っているが、マーベル・スタジオは現在まで『[[T_6063]]2』の計画を正式に発表していない。
一方、トニー・レオンが演じたシュー・ウェンウーは、その後マーベルのアニメ作品に登場したものの、現時点で実写作品への復帰に関する情報はない。
via: Vulture