「『ソニック』の生みの親・中裕司氏は“一緒に仕事した中で最も苦痛な人物”だった」セガ・オブ・アメリカ元副社長が衝撃の暴露!命名秘話や確執を赤裸々に語る

セガ・オブ・アメリカでエンターテイメントマーケティング担当副社長を務めたマイク・フィッシャー氏が、海外のセガファンサイト『SEGA 16』のインタビューで、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の共同制作者として知られる中裕司氏との過去を回想。その中で中氏を「ゲーム業界だけでなく、人生のあらゆる分野で一緒に仕事をした中で最も苦痛な人物だった」と、かなり辛辣に評し話題を呼んでいます。

1990年代初頭にセガに在籍し、2000年代初頭に復帰したフィッシャー氏。当時、欧米市場ではより大人向けのテーマを扱った作品がトレンドになりつつあると中氏に進言したところ(後の『龍が如く』シリーズの成功がその証明とも言えます)、中氏は突如激怒。「お前は“ポルノゲーム”でも作りたいのか!」と非難されたというエピソードを明かしました。

フィッシャー氏はさらに、ソニックチームがニンテンドーゲームキューブ向けに開発した『ジャイアントエッグ ~ビリー・ハッチャーの大冒険~』(海外名:Billy Hatcher and the Giant Egg)のタイトル命名を巡る騒動についても言及。中氏は当初、タイトルを『Giant Eggs』にしたいと希望していたそうですが、英語圏では「to lay a giant egg」が「大失敗する」という意味のスラングであるため、アメリカのチームが猛反対。主人公「ビリー・ハッチャー」の名前を冠する案を提案しました。最終的に現在のタイトルに落ち着いたものの、中氏は相当不満だったようで、あろうことかダブルミーニングを狙って『Giant Cock』というタイトルにできないかと打診してきたこともあったそうです。

仕事上の衝突だけでなく、フィッシャー氏は中氏が『ソニック』の歴史を自分に都合よく書き換えようとしていたとも指摘。キャラクターデザインを手掛けた大島直人氏が手柄を独り占めしていると思い込み、Xbox Oneの公式イベントで大島氏と同じ列に座ることを拒否した、という驚きのエピソードも。ちなみにフィッシャー氏は、大島氏のことは「非常に心優しい人物」と絶賛しています。

中氏と大島氏は、時を経て『バランワンダーワールド』で再びタッグを組むことになりますが、今回のフィッシャー氏の発言は、かつてのセガ開発チーム内にあった知られざる緊張関係を浮き彫りにするものとなりました。


via: SEGA 16