ロート製薬の目薬シリーズ「ロートジー!」が、発売40周年を迎える国民的RPG『ドラゴンクエスト』とコラボ!「ロートジー キングスライムがた目薬」が、6月10日より販売開始されました。
ところが発売当日、フリマサイトにはさっそく高額で転売された商品がずらり。この転売騒動が大きな話題となりましたが、今回の商品は日本の法律で定められた「第二類・第三類医薬品」にあたります。国内の主要なフリマサイトやオークションサイトでは医薬品の出品が規約で禁止されており、各社は商品の削除や注意喚起といった対応に追われています。

今回のコラボ商品は、『ドラゴンクエスト』の40周年を記念した数量限定アイテム。なんといっても、人気モンスター「キングスライム」のフォルムを完全再現した特製ボトルが最大の魅力で、発売前からファンの間で大きな注目を集めていました。

見た目は完全にキャラクターグッズやコレクションフィギュアですが、法律上はまごうことなき「医薬品」。フリマサイトの規約違反にとどまらず、法律に抵触する恐れがあるのです。
日本国内で医薬品を販売するには、原則として医薬品販売に関する許可が必要となります。もし無許可で医薬品を販売した場合、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(通称:薬機法)に違反する可能性があります。
薬機法に違反して無許可で医薬品を販売した場合、
3年以下の懲役
300万円以下の罰金
またはその両方が科される可能性があります。


メルカリやYahoo!オークションといった国内の主要なフリマ・オークションサイトでは、規約で医薬品の出品を明確に禁止しています。そのため、いくら話題のコラボ商品とはいえ、一般のユーザーが自由に売買できる品物ではないのです。
実際にメルカリでは、関連する多くの出品ページが「この商品は削除されました」という表示に。また、Yahoo!オークションも6月10日付でユーザーに向けた公式の注意喚起を発表しました。
告知では、第一類から第三類までの医薬品は、販売目的を問わず一律で出品を禁止しているとした上で、特に「ロートジー!×ドラゴンクエストのコラボレーション目薬」について、多数の規約違反にあたる出品が確認されていると、具体的に商品名を挙げて警告しています。


今回の騒動は、発売直後からの高額転売に対するファンの怒りから始まりましたが、商品自体が医薬品であったことから、単なる転売問題とは違う側面を見せることになりました。「見た目がキングスライムでも、中身は法律で規制される目薬だった…!」という事実に、多くの人が改めて気づかされたようです。
『ドラゴンクエスト』40周年を祝うはずだった記念すべきコラボ商品が、思わぬ形で転売と法律の問題を浮き彫りにする結果となり、フリマサイトにおける医薬品の取り扱いについて、改めて注目が集まっています。