今や、推しのぬいぐるみをバッグにぶら下げたり、まるで恋人や「本命」のように大切にしたりする「ぬい活」は、日常の風景としてすっかり定着しましたよね。
ぬいぐるみは単なるおもちゃの枠を超え、1990年代半ば以降に生まれたα世代やZ世代はもちろん、大人世代まで巻き込む一大生活文化へと進化!その結果、ぬいぐるみ業界はかつてないほどの好景気に沸いているんです。東京商工リサーチ(TSR)の企業データベース調査によると、この「ぬい活」市場はまだまだ伸び盛りで、なんと市場規模が倍以上に拡大しているとか!

ぬいぐるみ販売や関連サービスを主力とする34社のデータを見てみると、2025年(1~12月)の総売上高は849億円!2021年の504億円と比べて約1.7倍の成長を遂げています。最終利益に至っては54億円と、わずか4年間でほぼ倍増という驚異的な数字を叩き出しています。
ぬいぐるみをゲットするだけでなく、着せ替え用の服をオーダーしたり、専門のクリーニングや修理・メンテナンスに出したりと、新たな需要も続々誕生中。大人たちが「ぬい活」にハマればハマるほど、市場規模もグングン拡大しているってわけですね。
「ぬい活」ブームが本格的に火を噴いたのは2022年。円安によるコスト増という逆風にもかかわらず、各社は売上増と価格の適正化でしっかり乗り切り、安定した成長をキープしています。ぬいぐるみ業界の最大の魅力は、売上が伸び続けるだけでなく、収益性もかなり安定している点にあるんです。

このぬいぐるみ市場の成長を牽引しているのは、ズバリ、加熱する「推し活」文化!アニメやゲーム、アイドル、そして様々なキャラクターIPから次々と人気キャラが生まれるたびに、ファンは推しを身近に感じたい、コレクションしたいという思いから、関連のぬいぐるみを爆買いしちゃうんですよね。
今や若者だけでなく、大人世代、さらにはミドル世代までこのブームに乗っかっているんだから、そりゃ市場も期待されまくりなわけです。

インフレや物価高騰の逆風が吹いても、「ぬい活」と「推し活」が生み出す安定した需要が、市場をグイグイ引っ張っています。この熱狂が一時的なブームで終わるのか、それとも新たな消費文化として定着するのか……。
今後の展開が気になるところですね!
via: 東京商工リサーチ