
艦船モデラーの詹波(ジャンポ)です。今回は、2024年の完成作例として中華民国海軍の護衛駆逐艦「太原」をお届けします。

護衛駆逐艦「太原」は、もともと第二次世界大戦中に建造されたアメリカ海軍の艦船でした。戦後、中華民国に引き渡され、艦番号DE-27として就役。台湾海峡の哨戒や輸送船団の護衛任務に従事し、1997年5月に退役しました。
この歴戦の“老兵”ともいえる艦を製作できたことは、非常に意義深いものでした。
キットはトランペッター製のDE-635をベースに、上部構造物はプラ板によるスクラッチと改造で製作。参考にできる写真も数枚しかなく、資料不足のため多くの箇所は手探りでの作業となりました。

写真とにらめっこしながら形状を推定し、少しずつ基本的な構造物を修正していきます。

国軍艦艇研究家の陳至邦氏から資料提供のご協力をいただきました。氏とのディスカッションを経て、操舵室の位置と高さを再修正。調整後は見違えるほど良くなりました!

数日間の検討を経て、艦橋構造のプランがようやく固まりました。ここから細部のディテールアップ作業に入ります。

上部構造物、右舷側のディテール製作です。両舷の中部から後部にかけては参考資料が少なかったため、改修前の写真を参考にしながら可能な限りディテールを追加していきました。

マストの製作。

煙突部分の製作。


2基の5インチ砲を製作します。

数日かけて、艦上の装備や兵装を少しずつ作り込んでいきます。

長い時間をかけて、ようやく全体像が見えてきました。感慨もひとしおです!

基本塗装と甲板のマスキングを行い、塗装準備に入ります。

基本塗装を終え、各パーツを取り付けました。ここからウェザリングなど細部の仕上げに入ります。

ディテールアップ作業の合間に、搭載されている小艇も製作します。

数ヶ月にわたる製作期間を経て、ついに完成しました。以下、完成ギャラリーです。どうぞご覧ください!


















