アニメイト、フィリピンでの求人情報が炎上!「N2必須で低賃金はオタクの熱意につけこんでる」と批判殺到

日本のアニメグッズチェーン『アニメイト』が、東南アジア市場への進出を加速しています。この度、フィリピンの首都マニラに新店舗をオープンし、現地のオタク層を取り込むべく、スタッフを募集。しかし、その求人情報が「給与と職務要件のバランスが取れていない」と、現地のアニメファンだけでなく、日本のネット民からも『日本企業の海外での給与設定、どうなの?』と疑問の声が上がり、ちょっとした炎上騒ぎになっています。

今回募集されたのは、店舗での商品バイヤー職。求人内容には、応募者にアニメや漫画といった日本のポップカルチャーに熱い情熱を持っていることに加え、日本語能力試験N2レベルの語学力を求めていました。しかし、最も物議を醸したのはその給与待遇です。

募集内容によると、月給は約2万5千フィリピンペソ(日本円で約6万6千円程度)とのこと。

これに対し、フィリピンの現地事情に詳しい日本のネット民からは、「日本語能力試験N2資格保持者は、現地ではかなり市場価値の高い人材だ」との指摘が。N2レベルといえば、日常会話はもちろん、ビジネス文書の読解や職場での日本語コミュニケーションもある程度こなせるレベルとされています。そのため、「『最低でも5万ペソは出すべき』。この待遇はまさに『オタクの熱意につけこんで、給与を安く抑えようとしている』と批判の声が上がっています。

(もちろん、N2レベルでこの業務をこなせるかは個人の能力次第、という意見もありますが……)

多くのネット民が、「N2レベルの人材であれば、フィリピン市場で月5万~10万ペソの月給は珍しくない。この待遇は再考の余地あり」とコメントしています。

この話題が日本のSNSに飛び火すると、『日本企業って、TOEIC900点以上求めて月給20万円とかザラだよね。このやり方、フィリピンにも持ち込んだか』と、日本の採用事情と重ねて語る声も。

また、『日本のコンビニで働く外国人だってN2レベル求められるのに、給料は安いし、あれこれ要求されるし……そりゃ日本企業が敬遠されるわけだ』といった意見も飛び交いました。

一方で、『ぶっちゃけビジネスで通用するのはN1から。N2じゃ厳しいから、給料抑えるためにあえてN2って言ってるんじゃない?』と、N2レベルのビジネスにおける実用性について疑問を呈する声もありました。

しかし、『そこまで叩くのはどうなの?』と、今回の批判に異を唱えるネット民も。擁護派からは、「この職種の給与はフィリピンの法定最低賃金よりは高いし、保険や有給休暇といった福利厚生もちゃんとある」という指摘が。さらに、「あくまでエントリーレベルの求人なら、いきなり高給取りの日本語人材と比べるのは違うんじゃないか」といった意見も出ており、待遇の妥当性については様々な見方があるようです。

ちなみに、アニメイトの求人情報では、給与の競争力よりも仕事内容や従業員福利厚生を強調していたとのこと。今回の騒動は、日本企業が海外展開する際、日本国内の給与水準や採用基準をそのまま現地に持ち込もうとして、認識のズレが生じているのではないか、という議論を巻き起こしています。

特に東南アジア地域では、日本語能力を持つ人材の需要は年々高まり、給与水準も上昇傾向にあります。高い語学力や専門知識を求める一方で、それに見合った待遇を提供しないとなれば、そりゃ炎上しちゃいますよね。