(画像提供:ウィゾー・フィルムズ、ブランド・クロフォード)
カルト映画の金字塔『ザ・ルーム』は、世界中に熱狂的なファンを持つ作品だ。その熱狂的なファンの中には、『ベター・コール・ソウル』で知られる俳優ボブ・オデンカークも含まれる。彼はかつて、『ザ・ルーム』の製作舞台裏を描いた映画『ディザスター・アーティスト』への出演を自ら志願したほどだ。
しかし、『ディザスター・アーティスト』は序章に過ぎなかった。オデンカークがファンとして抱く究極の夢は、なんと『ザ・ルーム』全編を自ら再演することだった。その願いは2023年に実現し、彼は実際に『ザ・ルーム・リターンズ』(The Room Returns)と題されたリメイク版に出演。さらに、『ダーク・シャドウ』のベラ・ヒースコートや、『ドクター・スリープ』のマイク・フラナガン監督夫妻(ケイト・シーゲル)といった業界のファン仲間も集結し、共演を果たした。

(画像提供:ブランド・クロフォード)
オリジナル版で「マーク」を演じたグレッグ・セステロも本作に再登場するが、今回は「クリス・R(上図)」役で出演。マーク役は、本作の監督ブランド・クロフォードが自ら務めている。
この『ザ・ルーム・リターンズ』は、セットを組まずに全編グリーンバックで撮影され、わずか12時間で撮り終えられたという。俳優たちは事前のリハーサルなしで臨んだが、現場にはプロンプターが用意されていた。物語は一切変更されず、オリジナル版の内容を「真に成熟したプロの演技」で純粋に再演している。本作は2023年1月には撮影が終了しており、当初はオリジナル版公開20周年を記念して同年の公開が予定されていたが、その後、なぜか公開時期が延期されていた。しかし先日、製作陣は今月26日にハリウッド・フォーエバー墓地でプレミア上映を行い、ニューヨークとロサンゼルスの特定の劇場で特別上映を実施すると発表した。
(画像提供:ブランド・クロフォード)
今朝、『ザ・ルーム・リターンズ』の予告編がクロフォード個人のYouTubeチャンネルで初めて公開された(上記リンク参照)。現時点では海外での配給計画は未定だが、ファンはまず予告編でその雰囲気を味わうことができる。また、製作陣は『ザ・ルーム・リターンズ』の収益は全て、amfAR(エイズ研究財団)と、インディペンデント映画製作者を支援する非営利制作会社Blue Collaborativeの2つの慈善団体に寄付されることを強調している。