「買えないなら作ればいい!」独学で原型師の夢を叶える!『シン・ゴジラ 第四形態 頭部』でワンダーフェスティバル当日版権を取得!

ワンダーフェスティバル 2026 Summer
当日版権許諾を取得しました! 『シン・ゴジラ』第四形態 頭部(未塗装ガレージキット)


ささやかな夢が叶いました。初めてのワンフェス参加ですが、まさかディーラーとして、人生初のWFを経験することになるとは。独学で原型制作や複製を学び、WFの当日版権を取得するまで、まさに試行錯誤の連続でした。この機会に、その制作過程を皆さんと共有したいと思います。

すべての始まりは、高校時代にゴジラをコレクションし始めたことでした。高校生のお小遣いでは、高価なコレクションに手を出すのは夢のまた夢。そこで、「自分だけのゴジラを自分で作ってみてはどうだろう?」というアイデアが閃きました。ちょうどその頃、高校の美術展があり、立体造形部門で小さなフィギュア制作に挑戦したのです。


当時の複製技術は未熟で、さらに選択したクラスが唯一立体造形を教えていない組だったため、ほとんどの技術はインターネットのチュートリアル動画で独学しました。工具も日本の職人さんの制作方法を参考に自作するほどでした。高校時代の創作活動は、ここで一旦区切りをつけました。

大学に入学してからは、自由な時間が増えたこともあり、高校時代から取り組んでいた大型の彫刻作品に没頭しました。残念ながら最終的な複製は失敗に終わり、作品を「立たせる」ことはできませんでしたが、いつかこのプロジェクトを再始動させたいと思っています。

さて本題に戻りますが、今回の表紙を飾る頭部は、実は高校2年生の時の作品が原点です。長年の時を経て、再制作・再解釈を重ね、現在の姿へと生まれ変わりました。

当初は覚醒バージョンを制作しており、細部の造形もほぼ完成していました。しかし、途中で「どうせ作るなら、第四形態から覚醒に至るまでの進化の過程を追って制作する方が面白いのではないか」と思い立ちました。そこで、思い切って元の部分をすべて切り落とし、第四形態の姿に作り直したのです。今振り返ると、無理やり口を「閉じさせた」ような姿は、なかなか面白いですね。

全体のシルエットを調整した後、次に歯の位置を少しずつ修正していきました。後頭部については、当初は背びれをデザインしていましたが、設定を再確認したところ、現在の制作位置ではまだ背びれが生え始めていないことが判明。そのため、最終的に取り除くことにしました。もしかしたら、次の形態ではもう少し後ろに進化させ、徐々に生え始める背びれを表現することで、全体の視覚効果がより一層深まり、見栄えも良くなるかもしれません。

最終的な複製前の状態

自作した複製用型にはやはり気泡の問題が多く、何度も試行錯誤を繰り返しましたが、まだ改善の余地があると感じました。そのため、最終的にはいくつかのサンプルの中から最も状態の良いものを選び、研磨・修正を施した後、工場で複製をお願いしました。型制作の道は奥深く、まだまだ学ぶべき点がたくさんあります。今後、この部分も徐々に克服していきたいと思っています。



もちろん、白レジンが戻ってきたら、素体のままでは展示品になりません。そこで、塗装もすべて自分で手がけました。塗装技術も独学で試行錯誤しながら、資料を参考に何度も挑戦。その後も、いくつかの異なるカラーリングのサンプルを制作し、購入時の参考にしていただくとともに、完成後のイメージをより直感的に感じていただけるようにしました。

その他の参考写真は以下のリンクからご覧いただけます:

『シン・ゴジラ』頭部シリーズ - 覚醒ver.
『シン・ゴジラ』頭部シリーズ - 第四形態
『シン・ゴジラ』頭部シリーズ - 凍結ver.
『シン・ゴジラ』頭部シリーズ - 雛形ver.

最後に、WF2026 夏のイベントにご来場予定の皆様、ぜひブースにお立ち寄りいただき、作品をご覧になったり、お話したりできれば幸いです。近日中に新たな作品や計画も順次発表し、イベント当日にはそれらも合わせて展示する予定です。チュートリアル動画を見て独学していた学生が、一歩一歩ここまで辿り着けたことは、私にとって本当に信じられないことです。今後もさらに多くの作品を携え、WFの会場で皆様とお会いできることを願っています。

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