これぞ聖戦士! PLAMAX『聖戦士ダンバイン』サーバインを紫嘯の輝きで仕上げる

'Cause his tattoo was of a lady in the nude,
And my mother thought that was extremely rude.-The Who(
Tattoo)


聖地に眠り、700年の時を経て転生し、宿敵・黒騎士を迎え撃つために再び目覚めたオーラバトラー、サーバイン。


前回ご紹介したヴェルビンに続き、今回はPLAMAX『聖戦士ダンバイン』シリーズの第一弾であるサーバインを製作します。本キットは、1980年代に伝説となったMAXファクトリー製ソフビキット「サーバイン」を最新の3Dスキャニング技術でプラモデル化したもの。シャープで典雅なフォルムと、まるで強獣の表皮を思わせる独特のテクスチャーが、全高約150mmのサイズに見事に凝縮されています。


このキットの特筆すべき点は、なんといっても当時発売されたソフビキットのDX版に付属した、メカニックデザイナー・出渕裕氏によるデザインの「女神のレリーフが施された盾」が復刻されていることでしょう。


盾は一体成型のパーツですが、中央の女神像は別パーツ化されており、塗装のしやすさに配慮されています。今回はボックスアートの作例を参考に、盾本体をメタリックなパープルピンクで塗装。女神像は金髪のリアルな人物風に塗り分けることで、質感の違いを表現してみました。


裏面も塗装の便を考慮して、内張り部分が別パーツ化されているという親切設計。とはいえ、凹部の不規則な曲線部分はマスキングに少々手間がかかりました。


本体の次は……付属品?と思いきや、このキットのユニークな点は、両腕と大腿部の付け根が胴体と一体化したブロックパーツになっているところです。固定ポーズモデルならではの設計で、組み立て後の安定性を高める工夫が見られます。


そこに、シャープで華麗なラインを持つ外装甲を重ねていきます。仮組みの状態でも、聖戦士としての気高い風格がすでに漂っていますね。


一度すべて分解し、パーツ一つひとつを丁寧に塗装していきます。


細やかなパーツ分割のおかげで、口元の牙のような部分など、塗り分けが難しい箇所も比較的スムーズに作業を進めることができました。欲を言えば、金色の紋様も別パーツ化されていると、さらに嬉しかったかもしれません。


生物と機械が融合したデザイン。忘れられかけていた聖戦士が、今、聖地の封印を破り再びその姿を現します。


説明書には4パターンのカラーガイドが掲載されていますが、今回は特にこだわらず、自由な発想で調色してみました(合わせ目消しも、ある意味フリースタイルです!)。


メインカラーは、メタリックシルバーをベースにパープルを加え、さらに偏光パールを少量混ぜて調色しています。


武器はオーラ・ソード。その鋭い切れ味は、悪政を敷く者を一刀両断にするかのようです(というのは冗談ですが)。


鞘は背面の右側にマウント。対応するハンドパーツは、指を軽く曲げた表情の平手が付属します。


鞘に収められた柄パーツを抜き、剣持ち手と一体になったオーラ・ソードに差し替えることで、剣を構えた勇ましいポーズを再現可能です。


クジラの尾のような流線型の頭部デザインが特徴的です。胸部のキャノピーは、ダンバインを意識してクリアグリーンで塗装しました。


腰部アーマーには、どこかネオ・ジオンのエンブレムを彷彿とさせる金色の紋様が。中央にはブルーのジュエルがアクセントとして輝きます。


鳥の爪を思わせる生物的な足先のデザインや、脛(すね)の大きな曲面で構成された装甲など、ダンバインとの共通点も見て取れます。


装甲の隙間から覗く無数のケーブル状のディテールは、クリアレッドを筆塗り。凹部に塗料が溜まることで生まれる濃淡を利用し、生物的な筋繊維の質感を表現して、オーラバトラーならではのリアリティを追求しました。


背部で最も目を引くのは、やはりオーラ・コンバーターの下に備えられた、イトトンボのような二対の翅でしょう。


パーツは非常に薄く成形されていますが、残念ながらダンバインのような翅脈のモールドはありません。そこで今回は、クリアオレンジからクリアイエローへのグラデーション塗装を施し、さらにオーロラ系の塗料を重ねることで、昆虫の鱗粉のような幻想的な輝きを表現してみました。


そして忘れてはならないのが、この機体の象徴ともいえる女神の盾です。これを装備して、いよいよ完全体となります。


ただ、盾の取り付け方法が少々独特で、固定用のピンなどはありません。左手の甲にある爪を、盾の裏側の溝に引っ掛けて保持する方式です。簡単に外れてしまうことはありませんが、ポーズを変える際には少し慎重さが必要かもしれません。


紫と青の光沢を放つボディに、奥まって光る深紅の瞳。その姿は、まるでムラサキオオツグミ(紫嘯鶇)の鋭い眼差しを思わせます……。

紫嘯サーバイン、見参!


シリーズ続編のヴェルビンと並べてみると、キット設計における時代の流れと技術の進化を確かに感じ取ることができます。今後の展開も非常に楽しみで、PLAMAX『聖戦士ダンバイン』シリーズの次回作「ギトール」の発売が今から待ち遠しいです。


見よ、このあふれ出るオーラ力(ちから)を!

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