「あの子の家、ゲーム禁止だから…」友達の家でゲームに没頭する子をめぐる投稿が話題に。「制限しても無意味」「親の気持ちもわかる」と共感の嵐

子供の頃の思い出を綴ったある投稿が、X(旧Twitter)で大きな共感を呼んでいます。

あるユーザーが投稿したのは、子供の頃、家でゲーム機を買ってもらえず、毎日ゲーム機のある友達の家に入り浸っていたという思い出。ところがある日、その友達のお母さんから「もう来ないで」と告げられ、当時はひどくショックを受けたものの、大人になった今なら、その親御さんの気持ちが痛いほどわかると語ります。この投稿をきっかけに、多くのユーザーから似たような経験談が寄せられ、「子供にゲームを禁止する」という家庭の方針が、結果的に他の家庭に負担をかけてしまうのではないか、という議論に発展しています。

議論のきっかけとなったのは、ある親御さんからの投稿でした。小学生の息子さんが、よく友達を家に連れてきて遊んでいたそうです。今どきの子供たちはほとんどが自分のゲーム機を持っていて、友達の家に集まるときも各自持参するのが当たり前。しかし、一人だけ、いつも手ぶらでやってきて、投稿者の息子さんのSwitchに一日中かじりついている子がいたのだとか。

みんなでおやつの時間になっても、その子だけは取り憑かれたように画面から目を離しません。さすがに心配になって「少し休んで、お菓子を食べたらどう?」と声をかけると、息子さんがこう言ったそうです。「この子、おうちに帰ったらゲームできないから、今やらせてあげて。」

この一言で、その子がなぜそこまで異常な執着を見せるのか、すべてを察したといいます。ゲーム機を買い与えなければ、子供はゲームから離れるだろう――。そう考える親もいるかもしれません。しかし、現実はまったく違います。遊びたい盛りの子供は、ゲーム機のある友達の家へ行くのです。そして、親の目の届かない場所で、抑圧されてきた欲望を爆発させることになります。

自分の子供がよそのお宅でどんな風に過ごしているのか、どんな気まずい思いをしているのか、どんな目で見られているのか……。当の親御さんは、おそらく知る由もないのでしょう。

また別のユーザーは、自分も子供の頃は家にゲーム機がなく、いつもゲーム機を持っている友達の家に入り浸っていたと語ります。当時はただ友達と楽しく遊んでいるだけだと思い、迷惑をかけているとは夢にも思っていませんでした。しかしある日、友達のお母さんから直接「もう来ないで」といった趣旨のことを言われ、幼心に深く傷ついたそうです。

もっとも、大人になった今では、当時の親御さんの立場も理解できるとのこと。「今思い出しても申し訳ない気持ちになる。うちの母親も、自分の子供がよそのお宅でそんな迷惑をかけていたなんて、まったく知らなかっただろう」と振り返っています。

これらの投稿が注目を集めると、同様の経験を持つ多くの人々から共感の声が寄せられました。特に、自身も親になった今では、はっきりと「ノー」を伝えてくれた相手の親御さんには、むしろ感謝すべきだったと感じるという意見も。

この一連のやりとりには、多くの親世代から「わかりみが深い」とのコメントが。「親の立場からすると、『友達と遊びに来る』のと『よその家へゲームをやりに行く』のでは、意味が全然違うんですよね」という、的を射た指摘も見られました。

中には、家庭の事情でゲーム機を買ってもらえず、友達の家で遊ばせてもらうしかなかったという人も。「大人になった今、当時温かく迎え入れてくれた友達とそのご家族に、心からありがとうと伝えたい」といった感謝のコメントも数多く投稿されています。

あるユーザーは、お小遣いやお年玉をコツコツ貯めて、念願のゲーム機を手に入れるまで、毎週末のように友達の家で過ごしていたと告白。その上で、「あの頃、快く受け入れてくれた友達一家には、今でも感謝しかありません」と綴っています。

一方で、友達に「遊びに来られていた側」からの体験談も少なくありません。

「週末になるとアポなしで押しかけてきて、当然のようにゲームを始め、家のお菓子やジュースを飲み食いしていく。それなのに感謝の言葉ひとつなく、すべてが当たり前という態度。さすがに我慢の限界で、最終的には出入り禁止にしました」といった、ちょっぴり苦い思い出も語られています。

もちろん、異なる考えを持つ親御さんもいます。「自分の子供が気にしないなら、ゲーム機がない子が遊びに来るのは大歓迎」という声も。

ある親御さんは、息子さんが参加したスポーツチームの合宿での出来事をシェア。家庭の方針でスマホゲームができないという子に、息子さんが自分のスマホを貸してあげたそうです。後日、その子のお母さんから「うちの子、帰ってくるなり『みんなゲームの話ばっかりでつまらなかった』ってこぼしてましたよ(笑)」と聞かされたのだとか。

しかし投稿者は、それは本当にゲームが嫌いだったのではなく、「僕もみんなの輪に入りたい」という、親に向けた心の叫びだったのではないかと推察します。なぜならその子は今でも、投稿者の家に遊びに来ると、とても楽しそうにみんなとゲームで遊んでいるからです。

結局のところ、これらの「禁止孩子玩遊戲」の家庭で育った子供たちが、そのルールを頑なに守るケースは稀なのかもしれません。むしろ、周りの友達が楽しんでいるのを見て「仲間に入りたい」という気持ちが強まり、「よその家でゲームをする」という状況が生まれるのでしょう。

ときには、ゲームができないことが原因で、友達付き合いがうまくいかなくなるケースも。これは、子を持つ親世代が真剣に考え、向き合うべき課題と言えそうです。

via: X@junhagemay