16年ぶりの新作映画として公開された『新劇場版☆ケロロ軍曹 復活早々、地球滅亡の危機!?』が、福田雄一監督の作風をめぐって大きな波紋を呼んでいます。さらに、作中で『進撃の巨人』のパロディを無許可で行っていたとして謝罪声明を発表し、批判が殺到しています。
本作をめぐっては、公開初日にアニメーション制作を担当したバンダイナムコピクチャーズが謝罪声明を発表していましたが、新たにテレビ東京も8日、公式サイトを更新。今月2日に行われた定例記者会見の内容を公開し、現在公開中の劇場版『ケロロ軍曹』の制作プロセスに問題があったとして、製作委員会の一員として謝罪しました。

会見で、テレビ東京の広部琢之取締役は同社を代表し、「製作委員会の一員として、この事態を非常に重く受け止めております。関係者の皆様、そして多くのファンの皆様にご迷惑とご心配をおかけしたことを深く反省し、心よりお詫び申し上げます」と謝罪しました。

他の作品を想起させる演出や表現について、権利者の許諾を得ずに制作・上映に至った経緯については、次のように説明しました。
「我々は、クリエイターの創作物は尊重されるべきであり、著作権を重視しなければならないと常に考えております。オマージュやパロディといった演出手法を取り入れる際には、関係権利者の方々の理解と同意を得ることが、何よりも重要です」
その上で、「今回の作品は、一部の権利者の方の意に反する形で制作が進んでしまいました。製作委員会の一員として、このことを重く受け止めており、関係者の皆様、そしてファンの皆様にご迷惑とご心配をおかけしましたことを、重ねて深くお詫び申し上げます」と締めくくりました。

バンダイナムコピクチャーズが先月25日に発表した謝罪声明では、他作品を想起させる演出や表現の一部が、権利者の意に反するものであったと説明されていました。
特に『進撃の巨人』に関しては、権利者側が事前に明確な反対の意向を示していたにもかかわらず、社内での深刻な情報伝達のミスにより、該当シーンが修正されないまま制作が進行してしまったとのことです。

16年ぶりの劇場版となった『ケロロ軍曹』ですが、いわゆる「福田組」キャストの起用がファンの間で賛否を呼んだことに加え、今回の制作上の不手際による謝罪と、ネガティブな話題が続いてしまっています。
製作委員会の中核であるテレビ東京までが謝罪する事態となったことで、今回の騒動がいかにIPにとって大きな痛手であるかがうかがえます。今後、リメイク版の新作テレビアニメも控えているだけに、ファンからの信頼をどう回復していくのか、公式の今後の対応が注目されます。
via: オリコンニュース