坂本真綾、『攻殻機動隊』草薙素子役への想いを語る。当初は「すぐには受け入れられなかった」と心境を吐露

士郎正宗先生による漫画『攻殻機動隊』。その新作アニメとなる『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』が7月7日夜より放送開始となりました。放送当日に、主人公・草薙素子役を坂本真綾さんが担当することがついに発表。2024年に逝去されたベテラン声優・田中敦子さんからバトンを引き継ぐ形となります。

長年親交のあった先輩声優から役を引き継ぐにあたり、坂本さんがオファーを受けてから今に至るまでの心境を語ったコメントが公式サイトにて公開されました。先輩への深い敬愛と、役への想いが綴られています。

主人公であり、全身義体のサイボーグである草薙素子役は、『攻殻機動隊ARISE』シリーズでも同役を演じた坂本真綾さんが担当。2024年に逝去された田中敦子さんから役を引き継ぎます。今回の出演について、坂本さんは次のように心境を明かしました。

「『攻殻機動隊』とはこれまでもご縁がありましたが、今回草薙素子役を任せていただけるとは夢にも思っていませんでした。田中敦子さんとは子供の頃から何度も共演させていただき、ひとりの人間としても、そして役者としても、ずっと尊敬している大好きな方です。

素子という役は、敦子さんが長い年月をかけて大切に育ててこられた、彼女自身の魂が宿っている役だと感じています。今回、草薙素子役を、というお話をいただいた時、すぐには受け入れられませんでした。尊敬する先輩の代役を、このような形で務めることへの戸惑いや、寂しさがありました。」

当初は戸惑いがあったものの、監督や制作チームと話す中で、スタッフ全員の『攻殻機動隊』への深い愛情や、この作品に影響を受けて育った世代のクリエイターとしての誠意に触れ、最終的にこの大役を引き受ける決意を固めたと語ります。

アフレコはすでに全話収録済みとのこと。「私にとってこの作品に参加した時間は、改めて敦子さんへの感謝や恋しさを募らせる大切な時間にもなりました」と、収録を振り返ります。

「今回の素子は、これまで以上に表情豊かで、生き生きとしていて、軽妙でユーモラスなシーンもたくさんあります。アニメーションでこんな素子を見るのは初めてで、とても新鮮でした。」

坂本さんはさらに、「だからこそ、演じるのはとても難しかったです。素子が心の奥にずっと抱えているであろう、人知れぬ欠落感を埋めるものは何なのか?彼女を突き動かすものは何なのか?と、考え続けました。」と、役作りの難しさを吐露。

「時代がどんなに変わっても、これから何十年先になっても、『攻殻機動隊』が世界中のファンに与えるインスピレーションや、投げかける問いが、古くなることは決してないのだと思います。伝説のように語り継がれ、今なお多くの人々が憧れ愛するこの作品に参加できることを、心から光栄に思い、感謝しています。」と締めくくりました。

今回の新作アニメは、士郎正宗先生の原作漫画のストーリーを初めてアニメ化するという点が、これまでのシリーズとの最大の違いです。押井守監督の劇場版シリーズとは一線を画し、原作に忠実なキャラクターデザインやストーリー展開が特徴となっています。

過去の映像化作品に親しんできたファンにとっては、その違いに驚くかもしれません。しかし、これこそが『攻殻機動隊』の原点。放送はすでに始まっていますので、ぜひその目で確かめてみてください!

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