7月13日に発売された『週刊少年ジャンプ』33号は、『ONE PIECE』連載29周年を記念して、ルフィの限定カードが付録に。これが転売ヤーの標的となり、全国の書店やコンビニで瞬く間に完売する事態に。
しかし、この33号は『ONE PIECE』のアニバーサリーだけじゃなかったんです。三浦糀先生が描く『青春の箱』の最終回が掲載されており、最終回を記念して紙媒体で手元に置きたいと願っていた読者が続出。ネット上では不満や怒りの声が噴出し、せっかくの最終回が思わぬ騒動になってしまいました。

今回の『ONE PIECE』付録カードは転売価値が高く、転売ヤーが大量に買い占めたため、多くの書店やコンビニで発売と同時に品切れとなりました。都内の一部カードショップでは、付録カードを約1,000円で買い取る動きも見られ、フリマアプリなどでも多数の転売品が出回っています。


この争奪戦の煽りを受け、純粋に『青春の箱』の最終回を読みたい、記念に手元に置いておきたいと思っていた読者の多くが、雑誌を手に入れられない事態に陥りました。『週刊少年ジャンプ』の漫画は電子版でも読めますが、『青春の箱』ファンにとっては、最終回という記念すべき号はやはり紙媒体でコレクションしたい、という思いが強いようです。
SNS上でも、ファンからは不満の声が多数上がっています。例えば、
「20年ぶりにジャンプ買ってこんなに不快な気持ちになったの初めて。カードは別のタイミングで配れなかったのか。『青春の箱』ファンが『ONE PIECE』カードと転売ヤーのせいで最終回号買えないってどういうことだよ。」
「『青春の箱』最終回なのに!こんなファンが買えないような売り方して、ファンは電子版しか買わないとでも思ってるのか?」

多くのネットユーザーからは、「本当に傷ついているのは、これまで作品を支えてきた漫画ファンだ」という声が上がっています。ずっと連載を追いかけてきたのに、最終回がカード付録のせいで買えないなんて。カードはいつでも付けられるのに、なぜ自社作品の最終回とぶつけるのか…と、疑問の声が多数見受けられました。

そんな中、一部の店舗では『青春の箱』ファンに向けて、特別に雑誌を取り置きする神対応を見せました。たとえ店頭で完売していても、店内で読めるように一冊残しておくことで、「今すぐ手に入らなくても、まずは連載を読んでほしい」という思いが伝わってきます。
この粋な計らいには、ネットユーザーから「店員さんマジ神!」「読者のこと考えてくれてるの尊い」と称賛の声が上がっています。

なんと作者の三浦糀先生ご自身も、今週号の最終回を紙媒体で読めなかったファンの方々へのお詫びと、作品を応援してくれた全ての方への感謝のメッセージを投稿されています。

もちろん、このようなカード付録は品薄になることを編集部も想定していたようで、通常よりも50万部増刷したにもかかわらず、転売ヤーによって瞬殺されたとのこと。そこに『青春の箱』最終回が重なったとなれば、ファンが不満を爆発させるのも無理はありません。
カード付録を付けるなら、転売対策はもちろん、もう少しタイミングを考慮してほしかった…というのが、正直なファンの気持ちでしょう。