「転売」問題は今や社会現象。限定品や店舗限定アイテムは、景品だろうと商品だろうと、瞬く間に高額転売のターゲットになっちゃいますよね。ネット上では、定価をはるかに超える価格で取引されているのをよく見かけます。
謎解きクリエイターとしても活躍するタレントの松丸亮吾さんが、先日ニュース番組の取材で転売ヤーへの規制強化を訴えたところ、なんと転売ヤーらしき人物からDMが届いたそう。「メーカーも喜んでる」「経済学を学べ」といった内容で、松丸さんがそのDMを公開したところ、ネット上で大バズりしました。

松丸さんは27日、「転売ヤーからとんでもない自己正当化DMが届いて、危うくブチギレ返信しそうになった…冷静になれてよかった」と投稿。そのDMの内容も公開しました。
相手からのDMには、こう書かれていたそうです。
「転売について、ちゃんと理解した方がいいですよ?フリマアプリにも需給バランスってものがあるんです。供給が増えれば、商品が市場に溢れるかもしれないし、みんながそこまで欲しがってるわけでもない。そもそも価格を決めるのは転売する側じゃないですよね?」
「たとえ高値をつけても、誰も買わなければ自然と価格は下がります。これが市場価格というもので、最終的に価格を決めるのは市場であって、転売ヤーじゃない。必ずしも高値で売れるわけじゃないんです。転売はもともと不確実なものだから、法律で全面禁止なんて無理ですよ。」
「もし本当にやるならどうぞ。ただ、その時にどれだけの経済的損失が出るかは誰も知りません。僕自身も大損したことありますし、みんなリスクを負ってやってるんです。メーカーにとっても、むしろこれは有利で喜ばしいことなんですよ。」
「もちろん、僕は買い占めや転売目的の購入はしませんが、経済学の観点から言えば、『転売』は支持しています。」

この件に対し、ある玩具模型メーカーの担当者さんもX(旧Twitter)で業界のホンネを吐露。「商品が発売と同時に即完売してしまうと、かえってファン離れを引き起こし、これは非常に深刻な問題なんです」と語っています。
メーカー側も転売ヤー対策にリソースを割きたいのは山々だけど、転売ヤーはbotや組織的な人海戦術で大量に買い占めるから、製造側としては防ぎようがないとのこと。予約受注生産に切り替えるしかないのが現状だそうです。だから、「転売ヤーはメーカーのためになる」なんて思ってる人がいるなら、今の業界でそんな考えを持つメーカーは、たとえ微塵も存在しないと断言していました。
転売ヤーからの「経済学を学べ」DMに対し、松丸さんはこう返信しています。
「なぜ法律が必要なのか、今ならより深く理解できます。法律の存在意義は、何をしてはいけないかを明確にすること。当然ながら、やはり法律で線引きする必要があるんです……。」

今や世界中で見られるこの転売現象。転売ヤーによる買い占めや高額転売は、メーカー側には一銭も入らず、むしろ悪評を背負わされるだけ。この「転売厨」たちを根絶するのは本当に骨が折れますよね。
政府による法整備にしろ、メーカー自身の努力にしろ、この問題解決にはまだまだ長い道のりが続きそうです。