(画像:Pinterest)
3年前に全世界で14億ドルを超える興行収入を記録した実写映画『バービー』の続編企画が、難航していることが報じられた。
本日、『ニューヨーク・タイムズ』は、ワーナー・ブラザース映画が、前作の主要クリエイター陣との契約締結に手間取っていると報じた。監督・共同脚本のグレタ・ガーウィグ、共同脚本の夫ノア・バームバック、主演・プロデューサーのマーゴット・ロビー、そして主演のライアン・ゴズリングが、いまだ契約に合意していないという。さらに、もし12月までに合意に至らなければ、ワーナー・ブラザースが持つ製作権は失効し、マテル社に返還される。その場合、マテル社は別のスタジオを探し、新しいバージョンで再始動する可能性があるとのことだ。

(画像:Pinterest)
契約交渉がまとまらない原因は、俳優陣と監督・脚本家陣が提示したギャラが高額すぎることにあるとされている。例えば、ライアン・ゴズリングは現在、2000万ドルの出演料に加えて、追加の興行収入分配を要求している。しかし、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーCEOのデヴィッド・ザスラフは、ゴズリングが提示する分配金発生条件が緩すぎると感じており、合意を拒否しているという。興行収入分配の発生条件とは、映画が一定の興行収入の閾値に達した場合に、スタジオが主演俳優と収益を分配するという仕組みだ。
(画像:ワーナー・ブラザース映画)
ワーナー・ブラザースの広報担当者は、俳優陣と監督・脚本家陣が5月にワーナー・ブラザースが提示した最終的なオファーを拒否したと主張しているが、ザスラフが他の幹部が同意した条件を拒否したという事実は否定している。通常、IP原作の映画では、将来の続編を見越して、事前にクリエイター陣と複数作品の契約を結び、スケジュールとギャラを確保することが多い。しかし、『バービー』の場合は特殊で、俳優陣と監督・脚本家陣は、最初の契約交渉時に続編の契約に縛られないことを要求し、ワーナー・ブラザースも彼らの参加を確保するためにその要求を受け入れたという。
さらに、グレタ・ガーウィグとノア・バームバックは、今回の交渉で、すでに続編で語りたいストーリーがあり、創作に取り掛かる準備ができていることをワーナー・ブラザースに明確に伝えている。しかし、ワーナー・ブラザースはまだ彼らのストーリーを知らない。なぜなら、正式な契約が成立するまで、ガーウィグとバームバックはワーナー・ブラザースに内容を明かさず、脚本の執筆にも着手しない方針だからだ。
via: The New York Times