アニメや漫画、ドラマ、映画といったエンタメ作品はもちろん、近年では成人向け作品(AV)でも、奇抜なテーマを取り入れた作品が増えてきましたよね。漫画原作ものから、あらゆる職業を題材にしたものまで、そのバリエーションは多岐にわたります。
そんな中、先日X(旧Twitter)で、とあるFANZAで配信されているAV作品のレビューが話題を呼んでいます。その作品は「将棋」をテーマにしており、「お兄ちゃんを誘惑する病弱な妹」と「天才棋士」という設定で女優さんたちが熱演しているのですが、購入したユーザーがその設定や棋譜の描写が「不十分すぎる!」と長文レビューを投稿。これには日本のネット民も「将棋警察だ!」と爆笑しています。

まず作品情報からご紹介しましょう。タイトルは「ノーブラ胸チラ見せで僕を誘惑してくる妹」。出演女優は、るるちゃさん、横宮七海さん、白川ゆずさん。しかもVR作品なんですって!
(※横宮七海さんは2023年に逝去されています)

話題になったレビューは、FANZAの作品ページに投稿されたもので、横宮七海さんの将棋対局シーンについて、なんと星4つ評価で長文コメントが寄せられています。その内容がこちらです。
「劇中では兄妹ともに将棋の腕前はプロ級という設定ですが、お兄ちゃん役の男優は妹の七海に完膚なきまでに叩きのめされています。七海は『天才棋士』という設定のはずですが、作品中でその設定が全く活かされていません。まず、第二局の序盤を見てみましょう。先手がお兄ちゃん、後手が七海です。」
「▲7六歩 → △7四歩 → ▲5六歩 → △5四歩 → ▲7八金 → △5二金右 → ▲6九玉 → △6二玉 → ▲7七桂 →【△3二桂】→ ▲6六歩」
「ここで棋譜は中断しています。」
「しかし、その前に七海が指した『△3二桂』。これは右の角行(角)が動く前に桂馬を跳ねた手で、通常の将棋のルールでは反則負けになります。駒の基本の動かし方も知らないのに、キャラが『お兄ちゃんは将棋が下手くそだね』と煽り続けるのは、あまりにも興ざめです。これでは七海がただ適当に指しているようにしか見えず、本当に将棋を指せる人間には見えません。対局シーンが序盤の数手しか映らないのであれば、せめて棋譜を用意して、それに沿って撮影すべきです。そうでなければ、キャラクターの棋力を表現することは不可能です。」
「さらにひどいのが第二局。駒を並べた後、七海の手元に持駒が1枚余っています。つまり、盤上にはなぜか41枚の駒が並んでいる状態。スタッフの皆さんはあまりにも不注意すぎます。むしろ、冒頭の第一局はよくできていました。」
「七海が必勝手『△7九銀』を指し、お兄ちゃんが無防備に『▲7八玉』と応じると、七海は『△6八飛』と完璧な攻めを展開します。(『王手』とわざわざ言っていたのは、かえって素人っぽさを露呈していましたが。)この棋譜は理にかなっており、お兄ちゃんの棋力が七海に劣ることをしっかり表現できています。第一局でこれだけのクオリティが出せるのに、なぜ第二局では完全に崩壊してしまったのでしょうか?」
「彼女の真に高い棋力を繊細に描けないのであれば、七海というキャラクターは立ちませんし、将棋のシーン全体も意味をなさなくなってしまいます。成人向け作品だからといって、ストーリーの伏線を雑に扱ってはいけません。将棋という要素を取り入れた以上、その存在意義をしっかり考えるべきです。ただ、女優さんたちは将棋盤を片付けた後、AVとしての演技は非常に素晴らしかったので、その点はご安心ください。」

このレビュー投稿は瞬く間に多くの日本のネット民の注目を集め、「さすが将棋警察、女優さんの仕事まで評価するとは!」と冗談交じりの声が上がっています。

「このレビューは正しい」と賛同する声も。「将棋をテーマにするなら、ちゃんと考証すべきで、適当に扱うのはダメ。他の競技でも同じことが言える」といった意見も見られました。

中には「これ、絶対最後まで見た上で書いてるだろw」とツッコミを入れる人や、「もしかしてレビュー書いたの藤井聡太先生か!?」と冗談を飛ばす人もいました。

いやはや、AV作品といえども、特定のテーマを扱うとなると、その道のプロや「〇〇警察」の厳しい目が光るものなんですね(笑)。撮影自体に力を入れるのはもちろんですが、テーマを雑に扱うと、思わぬところからツッコミが入っちゃうってことですね……!