米国ワシントン州ベルビューにある株式会社ポケモン本社に勤務していた元エンジニアリング部門主管のベン・ツァイ氏が、会社の女子トイレに隠しカメラを設置し、女性や未成年少女を盗撮した疑いで、集団訴訟の被告となっていることが明らかになりました。
ツァイ氏(45歳)は、2026年1月に近隣のスターバックスのトイレで隠しカメラが発見されたことを受け、すでに第一級盗撮の罪で起訴されています。

検察のその後の捜査により、同氏がスーパーマーケット「セーフウェイ」や自宅、そしてポケモン社のオフィス内のトイレにもカメラを設置していたことが判明しました。警察は、成人および児童の裸体を含む数百本の動画を押収。その一部はツァイ氏自身が撮影したとみられており、児童性的虐待画像の所持および配布の罪も追加で問われています。ツァイ氏はいずれの容疑も否認していますが、現在は保釈手続き中も警察に拘束されているとのことです。
この訴訟は、ワシントン州の反差別法に基づき、匿名の女性が提起しました。2017年から2026年の間に会社の女子トイレを利用した可能性のある全ての女性と少女を代表する集団訴訟として、損害賠償を求めています。訴状では、ツァイ氏が撮影した動画が個人的な視聴目的だけでなく、外部に拡散された可能性も指摘されています。代理人弁護士のアレックス・ディーズ氏は、「これほど大規模な盗撮と関連する容疑を考えると、全てのコンテンツが個人的な使用に限定され、一切共有されていないとは考えにくい」とコメントしています。

また、この訴訟ではポケモン社も責任追及の対象となっており、同社がツァイ氏がもたらす可能性のある脅威を早期に認識せず、その行動を十分に制限しなかったため、従業員を保護する責任を怠ったと主張されています。ポケモン社は、ツァイ氏が今年1月に最初の起訴を受けて以降、すでに退職していることを明らかにしました。同社は現在も、従業員の心身の健康と福利を最優先事項としています。本件については、今後の司法調査と裁判所の審理によって、さらなる詳細が明らかになる見込みです。
via: The Seattle Times