日本政府、米政府に「無断使用はNG!」 ポケモン、マリオ、ナルトなど人気IPのミーム化に警告、著作権侵害や作品イメージ毀損を懸念


日本の外務省が、アメリカ政府に対し、公式SNSでの日本産ゲームやアニメのIP無断使用を止めるよう、外交ルートを通じて要請したことが明らかになりました。

『毎日新聞』の報道によると、アメリカ側はここ数ヶ月、SNSの投稿や動画で『ポケットモンスター』、『マリオ』、『NARUTO -ナルト-』といった作品をたびたび引用しているとのこと。具体的には、アメリカ国土安全保障省がポケモンをテーマにした移民取り締まり動画を公開したり、「Make America Great Again」のスローガンを『Pokopia』風にアレンジした画像を投稿したり、NASAの「アルテミス2」ミッションの映像にマリオのクリップを使ったり、さらにはAIで生成されたトランプ氏が『NARUTO -ナルト-』のキャラクターに扮した動画まで登場しているそうです。

日本側は、2026年4月、6月、そして8月に在日アメリカ大使館に対し懸念を表明し、トランプ政権(※原文ママ)に日本の知的財産権の無断使用を停止するよう求めたとされています。外務省は、公共機関であっても知的財産を使用する際にはクリエイターの許可が必要であると指摘。著作権侵害の可能性や、作品のイメージが損なわれるリスクを考慮すべきだとアメリカ側に注意喚起しました。

ちなみに、一部の権利元は以前にも同様のコンテンツとの関係を否定しています。株式会社ポケモンは、アメリカ国土安全保障省の動画が公開された際、「コンテンツの制作や公開には一切関与しておらず、IPの使用も許可していない」とコメント。また、『遊☆戯☆王』アニメの日本公式も、ホワイトハウスの動画に対して「原作者およびアニメ制作チームは関与しておらず、許可も与えていない」と声明を出しています。

日本側の主張が直ちに法的な著作権侵害を意味するわけではありませんが、今回の件は、政府機関によるミーム(Meme)の運用が商業IPに及ぶ場合、外交問題やブランドイメージの毀損に繋がりかねないことを示唆しています。


via: 毎日新聞