昨今、大きな盛り上がりを見せているVTuber業界。様々な経歴を持つ人々が次々と参入し、その人気はとどまるところを知りません。
しかし、大手事務所に所属する、いわゆる「企業勢」への道は非常に狭き門です。そんな中、あるVTuberの投稿が大きな話題を呼んでいます。VTuberのひなたしゃるさんがXにて、企業勢のオーディションに計19回落選したことを告白。さらに、配信ではアルバイトをクビになった過去も語り、ネット上で様々な議論を巻き起こしています。

ひなたしゃるさんが明かした、オーディションに応募した企業勢の内訳はこちらです。
『ホロライブ』:6回
『にじさんじ』:4回
『ぶいすぽっ!』:3回
『ネオポルテ』:2回
『あおぎり高校』:2回
『深層組』:1回
魚や釣りをテーマにしたVTuberプロジェクト「うおむすめ」:1回
その結果、すべて落選。オーディションへの挑戦を諦め、現在は個人勢として活動しているとのことです。中学卒業後、現在は無職で所持金はわずか548円とのことですが、本人は「今めちゃくちゃ幸せ」(オーディションには落ちまくったけど……)と、非常にポジティブな様子を見せています。
この投稿は瞬く間に拡散され、多くのユーザーから彼女の挑戦を称賛し、応援する声が寄せられました。しかし、そのあまりに壮絶な状況に「つらすぎる…」と同情する声も少なくありません。中には、この投稿が注目されたことで仕事に繋がる可能性もあるのでは、と期待するコメントも見られました。

その一方で、「VTuber以外の仕事は考えないのでしょうか」「これだけ連続で落ちるのは、何か理由があるはず」といった、厳しい意見も寄せられています。

もっとも、こうした度重なる失敗には理由があるようです。ひなたしゃるさん自身も配信で、過去に挑戦したアルバイトでうまくいかなかった経験を語っています。ファストフード店ではお皿を割ったり、テーブル番号を間違えたりといったミスが原因で解雇されるなど、ほとんどの仕事が長続きしなかったとのこと。このエピソードは、彼女が自称する「社会不適合者(社不)」系VTuberというキャラクターとも合致しています。

しかし、彼女のこうした発信に対して、「不採用になった企業の名前を挙げ、落選理由も説明せずに注目を集めて応援してもらおうとする姿勢では、落選するのも無理はない」と、その姿勢を疑問視する声も上がっています。


「楽観的で前向きに見えるが、度重なる落選に対する反省が感じられない」「その心構えでは、一般の仕事で成功するのはおろか、就職すること自体が難しいだろう」と、彼女の心構えを批判するユーザーもいました。

彼女の状況は海外のXアカウントにも取り上げられ、国境を越えて注目を集める事態に。多くの人々が彼女を応援するメッセージを送る一方で、「この精神状態では企業勢に加入するのは難しいだろう」「今となっては、これらの企業が彼女を採用することはないだろう」と同様の意見を持つ人も少なくありませんでした。
もちろん、これだけ多くのオーディションに挑戦し続けた根性は、称賛に値するでしょう。しかし、ひなたしゃるさん自身は、なぜこれほど多くの企業から不採用とされたのか、その根本的な原因をまだ掴めていないようです。VTuber市場が飽和状態にある現在、注目を集めて成功を収めるのは決して簡単なことではありません。所持金548円という彼女が、無事に仕事を見つけて生活できることを祈るばかりです…(泣)。