最近ネットでバズっている「スパイダーマン」は、一体どこから現れたのか?これは映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の宣伝活動でも、マーベルが仕組んだストリートイベントでもない。実は、アメリカの地方政治における衝突の最中に偶然撮影された一枚なのだ。

報道によると、先日アメリカのミネアポリス市庁舎前に現れた「スパイダーマン」の正体は、反デモ活動に参加していた男性だという。地元警察の発表では、極右活動家らが2021年1月6日の議事堂襲撃事件の参加者であるジェイク・ラングとその仲間と共に2台の車で到着した後、車両が違法に歩道に乗り上げ、集まっていた群衆に向かって進んだ。最終的に警察は11人を逮捕し、そのうち33歳のウィリアム・ニコラス・ラブが暴行容疑で逮捕された。
メディアはさらに、ラブが当時スーパーヒーロー「スパイダーマン」のコスチュームを着て現場に現れたと報じている。市民が撮影した動画には、彼がピックアップトラックの荷台でラングと揉み合いになり、何度も拳を振るう様子が映っていた。ラブは後にクラウドファンディングのページで、当日「人種差別主義の至上主義者たちが街を侵略した」と述べ、警察のバリケードを使ってトラックの進路を妨害しようとしたが、警察がバリケードを移動させて車両を通したと語っている。

そして、これが写真が爆発的に拡散した理由だ。現地報道によると、現場には約100人の反デモ参加者がおり、このスパイダーマンがトラックの荷台に飛び乗る姿は瞬く間にSNSで拡散された。

カメラマンのクリス・ユーンが撮影したこの写真は、ネットユーザーから「2026年ベストショット」と称され、中には『デイリー・ビューグル』の社長「J.J.J」ことJ・ジョナ・ジェイムソンがピーター・パーカーにいくら払うのか、と冗談交じりに尋ねる者もいた。また別のユーザーは、このニュース写真を直接コミックのテンプレートにはめ込み、まるでスパイダーマンの表紙のようなコラ画像を制作。これにより、地方のデモが、一風変わった「親愛なる隣人」事件へと変貌を遂げたのだ。