(画像はPinterestより)
ベン・アフレックが監督・主演を務める誘拐スリラー『アニマルズ』が、来月Netflixで配信される。これに先立ち、『エンターテインメント・ウィークリー』誌(EW)がアフレックの独占インタビューと新たな場面写真(下)を公開した。
本作『アニマルズ』は当初、アフレック自身が主演する予定はなく、彼の盟友であるマット・デイモンが主演を務め、さらにデイモン演じる主人公の妻役として、アフレックの元妻ジェニファー・ガーナーの起用が検討されていたことを覚えているファンもいるかもしれない。しかし、製作スケジュールの変更により、ガーナーとデイモンは参加が不可能となり、アフレックはキャストの変更を余儀なくされた。

(画像はエンターテインメント・ウィークリー誌より)
『エンターテインメント・ウィークリー』誌のインタビューで、アフレックはスケジュールが変更された理由を説明。彼によると、当初のキャストで撮影開始の2週間前まで準備が進んでいたが、スパイク・リー監督が同じく誘拐をテーマにした映画『High and Low』を企画しているという情報をキャッチ。テーマが競合することを望まず、張り合っているように思われたくなかったため、急遽プロジェクトを中断したという。アフレックは自嘲気味に、かつて自身が出演した『アルマゲドン』が、同じ年に公開され、テーマも類似していた『ディープ・インパクト』としばしば比較された、過去の経験に触れた。
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しかしアフレックは、『アニマルズ』がオリジナル脚本である一方、『High and Low』は黒澤明監督の名作『天国と地獄』のリメイクであり、出自が全く異なると強調。また、自身はまだ『天国と地獄』を観たことがないと明かした。
製作中断後も、アフレックは『アニマルズ』への思いを断ち切れずにいた。ロサンゼルスに存在する、人種の壁を超えた経済格差をこの物語を通して描きたいという強い思いから、最終的に彼は撮影再開を決意。しかし、その時にはすでにデイモンが『オデュッセイア』への出演を承諾しており、チームに復帰することは叶わなかった。
デイモンの離脱について、アフレックは思わず毒づいた。「どうやらマットは、その時『オデュッセイア』っていう、もっと小規模な映画を撮っていたらしい。自分のキャリアを立て直すために、無名の監督と組んで、誰も気にかけないような小さな映画で、大して重要でもない役を演じることを選んだんだ。あいつには天罰が下るだろうし、その選択を後悔することになるさ。だから自然な流れで、もっと演技がうまい俳優(自分のこと)が代役を務めることになったんだ」
(画像はエンターテインメント・ウィークリー誌より)
デイモンの後任として自ら主演することを決めたアフレックだったが、今度は元妻と夫婦役を演じるという、別の気まずい状況に直面することになる。最終的にガーナーは、「もし私たちが夫婦役で共演したら、観客はきっと色眼鏡で見るだろうし、それは作品にとって余計な重荷になるだけ」とアフレックを説得。アフレックも彼女の意見に同意したという。「正直に言うと、彼女と仕事がしたかった。彼女は素晴らしいし、僕らは良い友人だ。彼女にはとても感謝しているし、関係も良好だ。将来的にもまた彼女と共演したいと思っている。でも、観客に先入観を持たれたまま演技を見られるのは嫌だろう?わかるかい?」
それでもアフレックは、当初はガーナーの出演を強く望んでいたと語る。彼女がこの役にぴったりで、これまでとは違う一面を見せられる絶好の機会だと感じていたこと、そしてもう一つは、共演すれば子供たちと過ごす時間をより柔軟に調整でき、一緒にいられる時間も増えるという現実的な理由もあったようだ。

(画像はエンターテインメント・ウィークリー誌より)
ガーナーの降板後、最終的にケリー・ワシントンが後任に決定。ワシントンが黒人であることから、夫婦の設定は異人種間の結婚となり、アフレックがもともと描きたかったロサンゼルスの多様な人種社会というテーマに、さらなる深みを与えることになった。このキャスティング変更を受け、アフレックは脚本の背景設定を一部修正した。
アフレックは現在、自身が把握している情報によれば、『High and Low』や『天国と地獄』と、自身の『アニマルズ』とでは、テーマの焦点が異なるため、十分な差別化が図られていると感じているという。そして『アニマルズ』が、観客に対してその独自性を証明できると確信している。
(画像はエンターテインメント・ウィークリー誌より)
その他のキャストには、ジリアン・アンダーソン、スティーヴン・ユァン、アドリアナ・パズ、そして『ジャスティス・リーグ』でサイボーグ役を演じ、アフレックと共演したレイ・フィッシャーらが名を連ねる。本作は10月9日よりNetflixにて全世界で配信され、北米では同日に一部の劇場で公開される。
『アニマルズ』は、アフレックとデイモンが共同設立した製作会社アーティスツ・エクイティと、フィフス・シーズン、メイクレディが共同で製作。デイモンとアフレックはプロデューサーも兼任する。脚本は当初コナー・マッキンタイアが執筆したが、その後『キャプテン・フィリップス』のビリー・レイが改稿を手掛けた。物語は、市長候補の息子が誘拐されたことから始まる。政界や様々な分野の敵に囲まれる中、彼と妻は愛する息子を救い出すため、手段を選ばない戦いに身を投じていく。
via: Entertainment Weekly