吉田修平、13年前のPS4名物「ゲームの貸し借り」を再現 新作ディスク生産終了を皮肉るも、今度は本当に手ぶら


PlayStationの元幹部である吉田修平とアダム・ボイスが先日、東京ゲームショウで再会。2013年に公開された伝説の「PS4中古ゲーム貸し借り指南」映像を再現した。ただし今回は、2人の手にゲームは何もなかった。

当時ソニーは、物議を醸していたXbox Oneのパッケージ版ゲーム認証方針に対抗するため、わずか約20秒の映像を公開。ボイスがPS4用ゲームのディスクを吉田修平に直接手渡し、「ゲームを貸し借りする方法はこれだけ」とマイクロソフトを痛烈に皮肉った。この映像は現在までにYouTubeで2,100万回以上再生され、PlayStation史上屈指の名プロモーション映像となっている。

ところが13年後、事態は何とも皮肉な逆転を迎えた。ソニーは2028年1月から、PlayStation向け新作ゲームのディスク生産を終了すると発表。今後の新作はデジタル版が中心となるため、かつて「パッケージ版なら自由に貸し借りできる」とアピールした映像も、今となっては何とも意味深に映る。

吉田修平は今回、ボイスとのツーショットをSNSに投稿し、「親友に会えた」とコメント。2人は当時と同じポーズをわざわざ再現したものの、その手にディスクはなく、たちまちゲーマーたちの間で話題を呼んだ。


あるユーザーは「2028年に友達とゲームを貸し借りする方法がこれ」と皮肉たっぷりに反応。現在のPlayStationが当時掲げていた理念から離れつつあることを、逆に風刺した写真のようだという声も上がっている。

ソニーはこれまで、新作ゲームのディスク生産終了について、消費者の好みがデジタル版へ移行している流れに対応したものだと説明し、事業への悪影響はないとの見方を示している。一方、マイクロソフトは最近、一部のXboxユーザーを対象に、所有するパッケージ版ゲームからデジタル版の利用権を取得できる仕組みを展開。2026年に再燃した「パッケージ版ゲーム戦争」は、ますます意味深な様相を呈している。